2024年9月9日
労務・人事ニュース
令和6年度屋外広告物適正化旬間が開始!全国で3,000人が参加する啓発活動
9月1日~10日は「屋外広告物適正化旬間」です!(国交省)
国土交通省は、令和6年9月1日から10日までを「屋外広告物適正化旬間」として設定し、屋外広告物の適正化に向けた啓発活動を全国各地で実施しています。この取り組みは、毎年9月10日に定められた「屋外広告の日」を含む期間に実施され、関係者や市民の意識を高めることを目的としています。
屋外広告物法は、良好な景観の形成や公衆に対する危害の防止を目的としており、この法律に基づき、各自治体は広告物の設置に関するルールを定めています。適正化旬間中には、全国の自治体で違反広告物の撤去や安全点検のパトロールが行われるほか、条例の普及啓発活動が実施されます。昨年度の活動では、全国で約3,300件の是正指導と13,000枚の違反広告物の除却が行われ、安全点検には約3,000人のボランティアが参加しました。
北海道では、9月1日から30日までを「屋外広告物クリーン強調月間」としており、道内各地で広告物の安全対策や条例の普及啓発が進められます。例えば、札幌市では屋外広告物の安全パトロールが行われ、広告物設置者に対する安全管理の啓発と指導が行われます。岩手県では「広告景観タウンミーティング」が開催され、屋外広告物に関するワークショップや景観まち歩きを通じて、地域の美しいまちづくりを考える機会が提供されます。
関東地方では、埼玉県内各地で屋外広告物の安全管理や違反広告物の除却が進められています。特に川口市やさいたま市では、屋外広告物のルールに関するチラシ配布や、商店街での安全点検が行われ、広告物の適正な設置と管理を促進する活動が活発に行われます。また、千葉県内でも、JR海浜幕張駅周辺で屋外広告物に関するパネル展示が行われるなど、広く市民に対する啓発活動が展開されています。
さらに、関西地方では、大阪府内の各自治体が協力し、10月を「違法屋外広告物クリーンキャンペーン月間」として違法広告物の除却と啓発活動を集中的に行います。堺市や豊中市などでも、商業エリアを中心に広告物の安全点検や適正な管理を呼びかけるキャンペーンが実施されます。
これらの取り組みを通じて、全国で屋外広告物の適正化と安全管理が進められています。広告物の設置にあたっては、地域のルールに従い、景観を損なわないように注意が必要です。特に違反広告物は早急に是正されるべきであり、設置者は定期的な安全点検を実施することが求められています。
今後も国土交通省と各自治体は、屋外広告物の適正化に向けた取り組みを強化し、住民が安全で快適に暮らせる環境の整備に努めていく方針です。これにより、地域の景観が保たれるだけでなく、観光や経済活動の活性化にも寄与することが期待されます。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ