2024年10月28日
労務・人事ニュース
令和6年度新宮白浜区間鉄道利用補助金、教育旅行に最大の支援
令和6年度新宮白浜区間旅客鉄道利用促進補助金
2024年5月28日に更新された「令和6年度新宮白浜区間旅客鉄道利用促進補助金」について、新宮駅から白浜駅間の鉄道利用を促進し、地域の交通網を維持するために補助金が交付されることが発表されました。この補助金は、紀勢本線の活性化を目指す「紀勢本線活性化促進協議会新宮白浜区間部会」によって運営されています。協議会には、和歌山県内の1市6町1村と西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)、和歌山大学が参加しており、地域の移動を支援するための取り組みの一環として、この補助金制度が実施されます。
補助対象事業には主に2つのプログラムが含まれており、まず「校外学習等支援事業」は、新宮駅から白浜駅の区間を利用して校外学習を実施する団体が対象です。この事業に申請するためには、沿線市町村や古座川町、北山村に所在する学校や保育園、幼稚園などの児童や園児、生徒、引率者で構成される8名以上の団体であることが条件です。また、利用区間には必ず新宮駅から白浜駅の区間が含まれている必要があります。
もう一つの対象事業である「教育旅行誘致事業」は、教育旅行やスポーツ合宿で来訪する団体を対象としています。こちらも、8名以上の団体で、利用区間に新宮駅から白浜駅が含まれていることが条件です。また、沿線市町村や古座川町、北山村を目的地とすることが必要です。
これらの事業における補助対象経費としては、JRの団体割引が適用された後の運賃や特急料金が含まれます。ただし、新宮駅から白浜駅間の区間に限定されており、その部分に相当する金額が補助対象となります。
補助金の対象となる期間は、令和7年3月31日までに実施された事業に限られますが、申請は令和7年1月31日までに行う必要があります。補助金の額は定額で支給され、10円未満の端数は切り捨てられます。また、補助金は予算の範囲内で先着順に交付されるため、早めの申請が推奨されます。
この補助金制度は、地域の学生や教育関係者が紀勢本線を利用した教育活動をより積極的に行えるよう支援するものです。地域の移動手段を確保しつつ、学生や児童の教育環境を充実させる目的もあり、地域活性化に貢献することが期待されています。
⇒ 詳しくは白浜町のWEBサイトへ