2024年7月29日
労務・人事ニュース
令和6年度漁業燃油補助金制度、水俣市が実施
令和6年度水俣市漁業燃油高騰対策事業費補助金
水俣市では令和6年度において、燃油価格の高騰が漁業者の経営に大きな影響を与えている現状を踏まえ、漁業者の経営安定を図るための補助金制度を実施しています。この補助金は、漁船用燃油の購入費の一部を支援するもので、燃油価格の負担を軽減することを目的としています。
この補助金の対象となるのは、水俣市内に住所を持つ水俣市漁業協同組合の組合員、または水俣市に本社を置き、組合員が代表を務める法人です。補助の対象となる燃油は、A重油と軽油で、これらは登録漁船の燃料として使用され、水俣市漁業協同組合から購入するものに限定されます。
補助の対象期間は、令和6年2月1日から令和7年1月31日までです。この期間内に購入された燃油が補助の対象となりますが、予算が尽き次第、補助は終了します。補助金額は購入数量(リットル)に単価差(円)を乗じた金額となります。単価差とは、令和5年4月の燃油単価(A重油は102円、軽油は142円)と燃油購入時点の単価との差額です。
申請手続きについて、令和6年2月1日から7月4日までの購入分に関しては、交付申請書兼請求書、事業実績書、漁協が発行する購入した燃油の種類及び数量がわかる書類を市役所農林水産課林務水産土木室へ提出する必要があります。令和6年7月5日から令和7年1月31日までの購入分については、あらかじめ漁協が補助額を差し引いた金額で組合員に請求するため、特別な手続きは不要です。
この制度は漁業者の負担を軽減し、経営の安定を支援するための重要な施策です。対象となる漁業者の皆様は、必要な書類を揃え、期間内に申請を行うようご注意ください。燃油価格が高水準で推移する中、水俣市のこの取り組みが、漁業者の経営を支える一助となることが期待されています。燃油費の補助を受けることで、漁業者の経営に安定がもたらされ、ひいては地域経済の活性化にも寄与することが見込まれます。燃油購入費の一部が補助されることにより、漁業者は経済的な負担を軽減でき、安心して漁業活動に専念できる環境が整えられるでしょう。
水俣市は、今後も漁業者の支援を継続し、地域の経済活動の活性化を図るための様々な施策を展開していく予定です。漁業者の皆様は、この補助金制度を有効に活用し、安定した経営を目指していただければと思います。
⇒ 詳しくは水俣市のWEBサイトへ