2024年8月25日
労務・人事ニュース
令和6年開始!高松市の伝統工芸支援
令和6年 高松市伝統的ものづくり後継者育成支援奨励金
高松市では、伝統的ものづくりの後継者育成を積極的に支援するため、「高松市伝統的ものづくり後継者育成支援奨励金」を設けています。この奨励金は、高松市内で伝統的な技術や技法を次世代に引き継ぐ取り組みを行う事業者や産地組合を対象に、予算の範囲内で支給されるものです。市内で長年培われてきた伝統的なものづくりの技術が途絶えないよう、後継者の確保と育成を目的としています。
この奨励金の対象となるのは、伝統的なものづくりに対する深い理解と強い意欲を持ち、実際に技術指導や育成を行う能力のある事業者や産地組合です。具体的には、市内に本社を置く法人や住所を有する個人で、香川県が認定する伝統的工芸品製造者や伝統工芸士に該当する者、または産地組合から推薦を受けた者が対象となります。また、産地組合自体も香川漆器や庵治産地石製品などの伝統的なものづくりに関わる活動を行っている場合には、奨励金の対象として認められます。
奨励金の対象事業には、後継者候補となる人材に対して行う技術指導が含まれます。対象者は、高松市内で伝統的な技術を継承し、将来的にその技術を次世代に伝える意欲を持つ者である必要があります。また、一定の時間以上の指導に継続的に参加できることや、指導者との親族関係がないことなどの条件も設けられています。
奨励金の金額は、技術指導の月数に応じて5万円を乗じた額が支給されます。また、産地組合が行う技術指導については、指導者に対する謝金として、月額5万円を上限とした実際の支出額が支給されます。
申請は、令和6年8月5日から令和7年1月31日までの期間に行われ、申請は高松市産業振興課での窓口受付のみで受け付けられます。奨励金の交付を希望する場合は、事前に登録が必要であり、所定の様式を使用して申請を行うことになります。
この奨励金制度を通じて、高松市内での伝統的ものづくりの技術継承が円滑に進み、地域の文化と産業が持続可能な形で発展することが期待されています。興味のある事業者や産地組合は、ぜひ申請を検討してみてください。
⇒ 詳しくは高松市のWEBサイトへ