2024年5月1日
労務・人事ニュース
令和6年(2024年)3月 佐賀県 有効求人倍率は1.31倍 0.01上回る
一般職業紹介状況 <令和6年3月分及び令和5年度分>(佐賀労働局)
令和6年3月の労働市場に関するデータが発表され、詳細な分析が行われました。本レポートでは、求人倍率、求職者数、および各産業の雇用状況について概観します。
全国の有効求人倍率は1.31倍となり、前月と比較してわずかに増加しました。これは、全体的な求職者数が減少したことによります。具体的には、有効求職者数が2.2%減少し、有効求人数も1.3%減少しています。新規求人倍率は前月よりも低下し、1.97倍となりました。新規求職者数は1.5%増加していますが、新規求人数は1.1%減少しました。
産業別に見ると、建設業と運輸業、郵便業では求人数が増加しています。具体的には、建設業では前年同月比で9.3%の増加が見られました。一方で、製造業、卸売業、小売業、宿泊業、飲食サービス業、医療、福祉、サービス業など他の多くの産業で求人数が減少しました。特に、宿泊業と飲食サービス業では求人数が30.2%も減少しています。
また、正社員の求人状況についても触れておきます。正社員の有効求人倍率は1.08倍で、前年同月と比べてわずかに増加しています。これは、正社員の求人が依然として安定していることを示しています。
ハローワークのマッチング機能による就職件数や充足数についても記録されています。3月の就職件数は1,609件で、充足数は1,550件となっています。これはハローワークを利用する多くの求職者が職を見つけていることを示しています。
これらのデータから、現在の労働市場が多くの変動を見せていることがわかります。特定の業種では求人が増えているものの、全体的には求人数が減少しており、労働市場の一部で厳しい状況が続いていることが伺えます。
⇒ 詳しくは佐賀労働局のWEBサイトへ