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2024年5月1日

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令和6年(2024年)3月 熊本県 有効求人倍率は1.25倍 0.01ポイント上回る

一般職業紹介状況 (令和6年3月分)(熊本労働局)

熊本県の労働市場は、最近のデータによると、求職者と求人のバランスに一定の変動が見られています。令和2年から令和6年にかけての各年度の統計を見ると、有効求人倍率が徐々に上昇していることが分かります。特に、新規求人倍率は令和6年3月に2.29倍に達し、前月比で0.17ポイントの上昇を記録しました。

求人の傾向を詳しく見てみると、一般的なフルタイムのポジションの求人は、前年同月比で9.6%減少していますが、製造業や運輸業・郵便業では求人数が増加していることが確認できます。一方、建設業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業などは減少しています。

求職者の状況も注目されており、新規求職申込件数は前年同月比で6.0%の減少が見られます。これにより、新規常用求職者の全体の数も同様に減少傾向にあります。具体的には、一般フルタイムの求職者は前年同月比で7.3%減少し、一般パートタイムの求職者は3.8%減少しています。

就職の動向としては、新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は41.2%で、前年同月に比べて3.1ポイント低下しています。これは、求人数の減少や経済状況の変化が影響している可能性があります。

以上のデータから、熊本県内の労働市場は一部で厳しい状況が続いていることが伺えますが、一部業界では求人が増えており、市場全体の動向を注視することが重要です。

⇒ 詳しくは熊本労働局のWEBサイトへ