2024年4月17日
労務・人事ニュース
令和6年 大分県が推進する宇宙ビジネス参入支援 地元中小企業への補助金プログラム開始
大分県 令和6年度宇宙ビジネス創出支援事業費補助金
宇宙産業への注目が高まる中、大分県では宇宙ビジネスに積極的に参入する地元企業を支援するための補助金プログラムを開始します。この支援は、地元の中小企業が宇宙関連ビジネス、特に宇宙機器の製造や衛星データを活用したサービス開発、展示会や商談会への参加を通じて、宇宙産業の拡大に貢献することを目的としています。
政府は、日本の宇宙産業を将来の成長セクターと位置付け、市場拡大を目指しています。2020年に4兆円だった市場は、2030年代には8兆円へと成長することが見込まれています。大分県は、この動きに乗じ、地域経済の活性化と技術革新を促すためにこの補助金制度を設けました。
補助の対象となるのは、宇宙機器の製造や衛星データを利用したプロジェクト、展示会や商談会への出展など、宇宙ビジネスに関連する活動です。申請資格は、県内の中小企業に限られ、実施予定の事業が計画期間内に完了見込みのあること、他の県の補助金を受けていないことが条件です。
補助金の申請は、2024年4月5日から始まり、5月17日まで受け付けられます。補助金の上限は、宇宙機器開発や衛星データの利用に関連するプロジェクトで200万円、展示会や商談会の出展については50万円です。補助率は費用の2/3までです。
審査は、専門家からなる審査委員会が行い、5月下旬から6月上旬にかけてプレゼンテーション審査が行われます。審査はオンラインで行われることもあり、詳細は申請期間終了後に通知されます。
申請には特定の書類が必要で、提出は指定の電子メールアドレスを通じて行います。また、申請に際しては、経済産業省の指定する方法に基づいて人件費を計算する必要があります。
最後に、大分県商工観光労働部が実施するこの補助金プログラムは、県内の宇宙ビジネスの発展を促進し、地域経済のさらなる活性化に貢献することを目指しています。関連する業種の企業や関心のある事業者は、この機会を活用して新たなビジネスチャンスを掴むことが期待されます。
⇒ 詳しくは大分県庁のWEBサイトへ