労務・人事ニュース

（令和６年度）やまぐち知的財産活用支援助成金

山口県内の中小企業を対象に、知的財産権の活用を支援するための助成金募集が始まりました。この助成金は、公益財団法人やまぐち産業振興財団が提供しており、中小企業が特許、実用新案、意匠、商標などの知的財産権を取得し、事業展開を目指す際に必要な経費の一部を補助します。

今回の助成金は、特に優れた技術やブランドを持つ企業が対象となります。助成の対象となる経費は、日本国特許庁への出願手数料や、国内代理人費用などです。ただし、消費税や出願に不備があった場合の追加費用など、一部の経費は対象外となります。また、助成金の交付決定後に発生した経費のみが対象です。

応募資格としては、山口県内の中小企業であり、特許庁への出願予定があること、または既に出願済みでないことが求められます。助成対象となる出願案件は、日本国内で新たに出願する特許、実用新案、意匠、商標に限られます。また、県や財団の調査に協力できることも条件です。

助成金の助成率は、対象経費の50%以内で、1企業あたりの限度額は40万円です。共同出願の場合は、中小企業の持ち分比率に応じた費用のみが助成対象となります。

応募期間は令和6年5月14日から令和6年6月14日までで、締切日は6月14日17時必着です。応募書類は、所定の形式で作成し、山口市の産業交流拠点施設内の受付窓口に提出してください。提出書類には、交付申請書や登記簿謄本、決算書、事業概要資料、見積書、先行技術調査結果などが含まれます。

選考は、財団が設置する審査委員会によって行われます。審査の基準は、出願の権利取得の可能性、事業展開計画、資金計画などです。審査結果は令和6年7月に通知され、採択企業が決定します。助成対象となる出願は令和7年1月31日までに完了する必要があります。また、助成金額の確定は令和7年3月に行われ、実績報告書の提出が必要です。

⇒ 詳しくは公益財団法人やまぐち産業振興財団のWEBサイトへ