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令和6年 松江市 地域に根づく伝統文化継承事業補助金

2024年8月30日に更新された「地域に根づく伝統文化継承事業補助金」は、地域の伝統行事や小さなお祭りなどを将来にわたって保存・継承するための支援を目的としています。この補助金の主な目的は、地域で行われている伝統的な文化活動を支援し、その記録と保存を通じて地域愛や住民同士の絆を強化することです。対象となる「地域に根づく伝統文化」とは、地域住民が関わる祭りや年中行事、伝統芸能などを指します。

対象事業は、地域で受け継がれている伝統的な行事や小規模なお祭りで、それを今後も継続的に行うことで、地域社会の結束や郷土愛を深めると認められるものが対象です。重要な条件として、事業が完了した際に、その行事が記録保存されることが求められています。

補助対象者は、伝統文化を守り活動する自治会や町内会、その他の地域住民で組織された団体です。逆に、営利団体や政治団体、宗教団体、そして神事など地域住民が関与しない活動を行う団体、または暴力団などに関与する団体は対象外とされています。

補助金の額は、1団体あたり上限5万円です。事業に必要な経費の全額を補助しますが、千円未満は切り捨てとなり、1団体につき申請は年に1回までとされています。補助対象経費は、外部の専門家への謝金や、伝統行事で使用する消耗品、記録集の印刷費、用具の修繕費、廃棄物処理代など多岐にわたりますが、食事代や宗教行為に関わる費用などは対象外です。映像編集などの委託料や機材の借り上げ料、必要な備品の購入費も補助対象となります。

申請手続きに関しては、必ず「令和6年度申請の手引き」を確認した上で、必要書類を揃えて提出する必要があります。申請書類としては、補助金交付申請書、事業計画書、収支予算書、事業内容を説明する資料などが必要です。提出は郵送または持参で行い、文化振興課文化政策係に提出します。なお、提出された書類は返却されませんので、十分に注意してください。

また、助成金を受け取る団体は、その事業の実施状況や会計書類などが適切に管理されているか、随時確認が行われることがあります。そのため、これらの書類は適切に保管しておくことが求められます。事業内容や成果が松江市の広報物やウェブサイトで使用されることがあるため、写真や動画などの提出も必要になることがあります。さらに、助成を受けた団体は翌年度以降2年間は再度助成を受けることができないため、広く多くの団体に機会を提供するための配慮がなされています。

この補助金制度を活用することで、地域の伝統文化が持続可能な形で次世代に継承され、地域社会の結束力がさらに高まることが期待されています。地域の文化を大切に守り、継承していくために、この補助金を利用し、活動を進めていくことが求められます。地域の伝統文化を次世代に引き継ぎたいと考える団体の皆様は、ぜひこの機会に応募を検討してください。

⇒ 詳しくは松江市のWEBサイトへ