2024年5月3日
労務・人事ニュース
令和6年 桐生市・群馬大学連携!地元企業に特化した新奨励金制度のご紹介
令和6年 桐生市群馬大学生就労型人材活用促進事業奨励金
桐生市は、地元企業の発展と群馬大学に在籍する学生の実践的な学びを支援するため、特定の事業に対して奨励金を提供する制度を設けています。この制度は、市内の中小企業が群馬大学の学生をアルバイトとして雇用し、その専門知識を活用することを目的としています。特に製造業や情報通信業などの分野での採用が対象となります。
この奨励金の主な目的は、学生が学校で学んだ専門的な知識を実際のビジネスシーンで活用し、企業活動を豊かにすることにあります。ただし、奨励金の対象となるのは、単なる接客や事務作業ではなく、学生の専門知識を活用した業務に限られます。
申請資格を有する企業は、群馬大学の学生を正式に雇用し、契約期間内に少なくとも100時間の勤務を行うことが必要です。対象となる経費は、学生の賃金、通勤手当、雇用保険料など、人件費に相当するものです。賃金は、労働基準法で定められた最低賃金以上でなければなりません。
各企業は奨励金として人件費の半額、最大で20万円を受け取ることができます。奨励金の支給は、確定後の精算方式で行われます。申請は予算内での先着順となるため、希望する企業は早めの申請が推奨されます。申請書は市のウェブサイトからダウンロードするか、市役所の産業経済部商工振興課で入手可能です。
さらに、申請に必要な書類には奨励金交付申請書、求人票、市税申告書の写し、市税完納証明書、企業パンフレットなどが含まれます。事業の変更や中止が発生した場合には、速やかに市へ通知する必要があります。また、事業終了後は実績報告兼奨励金交付申請書を提出し、奨励金の計算書や学生の給与明細の写しを添えることが求められます。
この奨励金制度は、令和6年度の予算が200万円とされており、申請はその範囲内で行われます。この機会を活用して、群馬大学の学生と地元企業が互いに成長を遂げる良い機会となることでしょう。
⇒ 詳しくは桐生市役所のWEBサイトへ