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2024年12月27日

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令和6年11月貿易統計速報発表!輸出額9兆円超で2ヵ月連続増加

令和6年11月分貿易統計(速報)の概要(財務省)

令和6年11月の貿易統計速報では、輸出額が9兆1,524億円となり、前年同月比で3.8%の増加を示しました。これは、2ヵ月連続の輸出増加を意味します。一方、輸出数量指数は103.7で、0.1%の減少となり、2ヵ月ぶりの減少を記録しました。輸入額は9兆2,700億円で、前年同月比で3.8%減少し、8ヵ月ぶりの減少となりました。輸入数量指数は95.7で、5.3%の減少が見られました。差引額は▲1,176億円で、5ヵ月連続の赤字を示しました。この減少率は前年同月比で85.5%の減少に相当します。

地域別では、米国向け輸出は1兆6,701億円で、前年同月比8.0%の減少を記録しました。これで4ヵ月連続の減少となり、主に自動車、医薬品、建設用・鉱山用機械の減少が寄与しました。一方、輸入額は1兆6億円で、前年同月比0.6%の減少となりました。結果として、差引額は6,640億円の赤字となり、前年同月比17.2%の減少でした。対EUでは、輸出額が7,539億円で、前年同月比12.5%の減少が見られ、8ヵ月連続の減少となりました。輸入額は9,641億円で、前年同月比5.4%減少し、9ヵ月ぶりの減少を示しました。これにより、差引額は2,102億円の赤字となり、前年同月比33.2%の増加が見られました。

アジア地域では、輸出額が5兆116億円で、前年同月比8.9%の増加を記録し、12ヵ月連続の増加となりました。一方、輸入額は4兆6,511億円で、前年同月比0.2%の減少を示し、8ヵ月ぶりの減少となりました。この結果、差引額は3,605億円の黒字となり、10ヵ月連続の黒字を維持しています。中国向け輸出は1兆6,621億円で、前年同月比4.1%増加し、2ヵ月連続の増加となりました。輸入額は2兆3,441億円で、前年同月比4.2%増加し、こちらも2ヵ月連続の増加を示しました。ただし、差引額は6,820億円の赤字となり、44ヵ月連続の赤字を記録しています。

品目別に見ると、輸出で特に増加したのは半導体等製造装置と非鉄金属で、それぞれ前年比32.1%と14.7%の増加を記録しました。一方、輸入では原粗油や半導体等電子部品が減少し、それぞれ前年比29.7%と20.8%の減少を示しました。為替レートも輸出入に影響を及ぼしており、令和6年11月の平均値は152.83円/ドルで、前年同月比で1.7%の円安となっています。

また、貿易統計の順位では、輸出額が過去20位中11月としては3位、輸入額は同じく3位、差引額は過去101位中11月として10位という結果になりました。これらのデータは、国内外の経済動向や為替相場、主要品目の需給バランスが輸出入にどのような影響を与えるかを示す重要な指標となります。

⇒ 詳しくは財務省のWEBサイトへ

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