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2024年6月22日

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令和6年4月の建設工事受注高、10兆3,854億円に達し前年同月比24.6%増

建設工事受注動態統計調査報告(令和6年4月分)(国交省)

令和6年4月における建設工事受注動態統計調査報告によると、4月の総受注高は10兆3,854億円であり、前年同月比24.6%増加しました。これは、5か月ぶりの増加となります。元請受注高は6兆2,134億円で、前年同月比24.2%増加しました。下請受注高は4兆1,720億円で、同じく25.1%増加しています。

受注高の増加は、公共機関と民間等の双方からの発注によるものです。公共機関からの受注高は1兆5,772億円で、前年同月比21.4%増、民間等からの受注高は4兆6,362億円で、25.2%増加しました。

元請受注高の内訳を工事種類別に見ると、土木工事が1兆6,480億円で前年同月比16.6%増、建築工事が3兆7,671億円で27.4%増、機械装置等工事が7,983億円で26.5%増でした。業種別に見ると、総合工事業は4兆5,169億円で35.9%増加し、設備工事業は1兆3,928億円で8.8%増加しました。

公共機関からの受注工事額は1兆4,954億円で、前年同月比26.5%増となりました。内訳を見ると、国の機関からは6,900億円で25.5%増加し、地方の機関からは8,054億円で27.4%増加しました。特に「道路工事」の受注額が5,560億円と高く、「治山・治水」工事が1,700億円、「教育・病院」工事が1,389億円となっています。

民間等からの受注工事額は、建築工事・建築設備工事で1兆3,051億円となり、前年同月比37.2%増加しました。発注者別では、不動産業からの「住宅」工事が3,676億円で、製造業からの「工場・発電所」工事が2,287億円、情報通信業からの「事務所」工事が826億円となっています。

土木工事および機械装置等工事の受注額は9,283億円で、前年同月比19.6%増加しました。内訳を見ると、「機械装置等工事」が5,340億円、「鉄道工事」が873億円、「その他の土木工事」が833億円となっています。発注者別では、電気・ガス・熱供給・水道業からの受注額が2,449億円、製造業からの受注額が2,137億円、運輸業・郵便業からの受注額が869億円となっています。

このように、4月の受注高は大幅な増加を見せており、特に公共機関および民間等からの大型プロジェクトの発注が増加していることがわかります。この増加傾向は、今後の建設業界の動向に大きな影響を与えると考えられます。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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