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2024年3月14日

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令和6年4月期の政府売渡価格 輸入小麦の政府売渡価格の改定について 前期に比べて0.6%の減少(農水省)

小麦市場最新動向:日本の輸入小麦価格0.6%ダウン

日本政府は、小麦の価格を安定させるために、輸入小麦の売渡価格を改定しました。この価格変更は、国内で使用される小麦の安定供給を目指す取り組みの一環です。具体的には、今年4月から輸入小麦の新しい売渡価格が適用されます。

最新の価格設定では、直近半年の平均価格を元に計算された結果、5種類の小麦を合わせた加重平均価格である67,810円/トンになりました。これは前期に比べて0.6%の減少を意味します。この改定は、国際市場の価格変動を反映したもので、小麦の主要な産地であるアメリカ、カナダ、オーストラリアからの輸入が主に影響を受けています。

特に、米国、カナダ、オーストラリアからの小麦には、日米貿易協定やTPP11といった国際的な協定のもと、価格調整が行われています。これにより、特定の小麦にはより低い価格での売渡しが可能になっています。

各国から輸入される小麦は、その用途によって異なり、カナダ産のウェスタン・レッド・スプリングはパン作りに、アメリカ産のダーク・ノーザン・スプリングやハード・レッド・ウィンターはパンや中華麺製造に、オーストラリア産のスタンダード・ホワイトは日本麺用に、そしてアメリカ産のウェスタン・ホワイトは菓子作りに利用されています。

この価格改定は、国内の食品産業にとって重要な意味を持ち、生産者や消費者に安定した価格での供給を保証するための政策として位置付けられています。

(単位:円/トン)

政府売渡価格5年10月期6年4月期対前期比
5銘柄加重平均(税込み)68,24067,810▲0.6%
引用:農林水産省 輸入小麦の政府売渡価格の改定についてより

注:5銘柄の内訳

カナダ産ウェスタン・レッド・スプリング(1CW)主にパン用 
アメリカ産ダーク・ノーザン・スプリング(DNS)主にパン・中華麺用
アメリカ産ハード・レッド・ウィンター(HRW)主にパン・中華麺用
オーストラリア産スタンダード・ホワイト(ASW)主に日本麺用
アメリカ産ウェスタン・ホワイト(WW)主に菓子用
引用:農林水産省 輸入小麦の政府売渡価格の改定についてより

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ