2024年6月26日
労務・人事ニュース
令和6年5月の米相対取引価格、60kgあたり平均15,597円
令和5年産米の相対取引価格・数量について(令和6年5月)(農水省)
農林水産省は令和6年6月14日に、令和5年産米の令和6年5月における相対取引価格および数量に関する詳細なデータを発表しました。この発表は、平成30年からの米政策の見直しの一環として行われており、より詳細な需給・価格情報、販売進捗および在庫情報の提供を目的としています。
令和6年5月の相対取引における全銘柄平均価格は、60kgあたり15,597円となりました。これは前月比で71円の上昇であり、前年同月と比較すると1,454円の増加を示しています。このデータは、全国の主要な米出荷業者および団体からの報告に基づいており、各品種銘柄ごとの価格は運賃、包装代、消費税を含む1等米の価格を加重平均したものです。
具体的な取引価格と数量について、いくつかの主要産地と品種銘柄のデータを紹介します。北海道産の「ななつぼし」は、60kgあたり15,674円で7,641トンの取引がありました。また、「ゆめぴりか」は16,022円で6,083トンの取引が報告されています。青森県の「まっしぐら」は15,501円で1,754トンの取引があり、「つがるロマン」は15,466円で220トンの取引量です。
東北地方では、岩手県の「ひとめぼれ」が14,901円で804トン、宮城県の「ひとめぼれ」は15,601円で823トンの取引がありました。秋田県の「あきたこまち」は15,676円で5,439トンの取引が行われています。これらのデータは、各地域の米市場の動向を反映しており、農業関係者にとって重要な参考資料となります。
中部地方では、新潟県の「コシヒカリ(一般)」が17,578円で111トン、「コシヒカリ(魚沼)」は20,634円で746トンの取引が行われました。また、富山県の「コシヒカリ」は16,244円で1,995トン、石川県の「コシヒカリ」は15,672円での取引が報告されています。
関東地方のデータでは、茨城県の「コシヒカリ」が17,642円で424トン、栃木県の「コシヒカリ」は14,824円で2,488トンの取引がありました。群馬県では「あさひの夢」が14,580円で419トンの取引が報告されています。
さらに西日本では、福岡県の「夢つくし」が15,668円で878トン、佐賀県の「さがびより」が14,864円で1,354トン、熊本県の「ヒノヒカリ」は14,751円で327トンの取引が行われました。これらのデータから、西日本の米市場でも活発な取引が行われていることがわかります。
この報告は、各地域の米の生産・流通状況を詳しく示すものであり、農業者や流通業者が今後の経営判断や販売戦略を立てる上で非常に重要な資料となります。農林水産省は、今後も引き続き詳細な情報提供を行い、関係者の支援を継続していく予定です。関心のある方は、農林水産省の公式ウェブサイトにてご確認ください。
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ