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2024年7月31日

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令和6年6月、全国で7,275人が熱中症により救急搬送

令和6年6月の熱中症による救急搬送状況(総務省)

令和6年6月、全国で熱中症による救急搬送が行われた人数は7,275人にのぼりました。これは、平成22年に6月から調査が開始されて以来、6月としては2番目に多い数です。年齢別の内訳では、65歳以上の高齢者が4,254人と全体の約58.5%を占め、最も多くなっています。次いで、18歳以上65歳未満の成人が2,068人(28.4%)、7歳以上18歳未満の少年が859人(11.8%)、そして乳幼児(生後28日以上7歳未満)が93人(1.3%)という順になっています。

傷病程度別の搬送状況をみると、軽症者(外来診療)が最も多く、4,874人(67.0%)を占め、中等症(入院診療)が2,225人(30.6%)、重症(長期入院)が144人(2.0%)でした。発生場所別では、住居内での発生が最も多く、2,705人(37.2%)が自宅で熱中症になっていました。次に道路での発生が1,420人(19.5%)、屋外の公衆の場所で911人(12.5%)、そして仕事場①(道路工事現場、工場、作業所など)で661人(9.1%)となっています。

熱中症は正しい知識を持つことで予防可能です。エアコンや扇風機を積極的に使用すること、こまめな水分補給を心がけること、そして熱中症警戒アラートが発令されている日はできるだけ外出を控え、涼しい場所にいることが推奨されます。特に、子どもや高齢者は熱中症にかかりやすいため、周囲の大人が注意を払うことが重要です。子どもは大人よりも暑さに弱く、高齢者は暑さに対する感覚や体の調節機能が低下しているため、特に気をつける必要があります。

消防庁では、熱中症予防の啓発を目的としたさまざまなコンテンツを提供しています。予防啓発動画、ポスター、イラスト、広報メッセージ、対策リーフレット、取組事例集などをホームページの熱中症情報サイトに掲載しています。これらの資料は全国の消防機関や関係機関でも活用され、熱中症予防の啓発に役立てられています。

令和6年6月の熱中症による救急搬送状況の詳細は、消防庁のホームページに掲載されており、各都道府県別、年齢区分別、初診時における傷病程度別、発生場所別などのデータがまとめられています。このような情報をもとに、各地で熱中症予防の対策が講じられることが期待されます。

また、令和6年6月の日別の救急搬送人員についても記録があり、6月1日から6月30日までの各日の搬送人数が詳しく記載されています。これによれば、6月11日と12日にかけては搬送人員が急増しており、特に6月12日は406人が搬送されていることがわかります。日ごとの詳細なデータは、予防対策を立てる上で非常に重要な情報となります。

このように、熱中症による救急搬送の状況を詳しく把握することで、各地域での対策が強化され、被害を減少させることができると考えられます。特に、高齢者や子どもたちが安全に過ごせるようにするためには、周囲の大人が適切な対策を講じ、常に注意を払うことが不可欠です。暑い季節には、家族や友人とともに熱中症対策を徹底し、安全に過ごすよう心がけましょう。

消防庁の提供する情報を活用し、正しい知識を持って熱中症を予防することが、健康を守るために非常に重要です。エアコンや扇風機の使用、水分補給、涼しい場所での休息など、基本的な予防策を徹底することが求められます。また、熱中症の症状が現れた場合には、早急に医療機関を受診し、適切な対応を取ることが必要です。

このような取り組みを通じて、熱中症による被害を減少させ、健康で安全な生活を送ることができるよう努めていきましょう。消防庁や関係機関の情報を活用し、日常生活の中で適切な予防策を実践することが、私たち自身や家族、そして地域社会全体の健康を守ることにつながります。

⇒ 詳しくは総務省のWEBサイトへ

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