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2025年2月14日

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令和7年度のバター輸入枠は最大1万トン、国内需給を考慮し設定

令和7年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量について(農水省)

農林水産省は、令和7年度におけるバターおよび脱脂粉乳の輸入枠数量を決定しました。バターについては8,000トンから約10,000トン、脱脂粉乳については750トン以内と設定されました。

国内の需給状況を踏まえた結果、バターの需要は業務用を中心に引き続き堅調である一方、脱脂粉乳の需要は低迷が続いています。業界関係者によると、令和8年3月末時点のバターの在庫量は2.3万~2.8万トンになると予測されています。この見通しを考慮し、農林水産省は輸入枠を前年と同水準に維持する方針を決定しました。また、WTO(世界貿易機関)における輸入機会提供の最低数量として義務付けられている「カレントアクセス」(生乳換算で13.7万トン)を満たす形で輸入を実施することになります。

この輸入枠に基づき、独立行政法人農畜産業振興機構は、輸入入札を計画的に実施します。バターについては基本的に毎月の入札が行われる予定であり、脱脂粉乳については需給状況を見極めながら適宜実施されます。これにより、国内市場における安定供給を維持しながら、消費者および業界のニーズに対応する方針です。

バターは家庭用に加え、菓子やパンなどの業務用需要が引き続き高い水準にあるため、輸入枠の設定が市場にどのような影響を与えるか注目されます。一方で、脱脂粉乳の需要減少が続いていることから、今後の動向が注視されるところです。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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