2024年5月14日
労務・人事ニュース
令和7年度福岡市介護施設補助事業 介護ロボット導入と感染症対策で最大376万8千円の補助
福岡市 令和7年度介護施設等補助事業(ICT、感染症対策その他整備等関係)に係る希望調査について(令和6年6月7日〆)
福岡市は、令和7年度の介護施設向けの補助金プログラムについて、事業者からの意向調査を実施しています。この補助金は、介護ロボットやICTの導入、新型コロナウイルス対策の強化など、介護施設の機能向上を目的としたものです。対象となる事業者は、令和6年6月7日までに意向調査への回答を完了させる必要があります。
補助金は、特に介護施設の大規模修繕時に行う設備導入や、感染症対策を強化する改修など、幅広いニーズに対応します。例えば、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などでの大規模修繕に際し、介護ロボットやICTを導入する際の費用の一部が補助されます。また、プライバシー保護のための改修や、看取り環境の整備、介護職員の宿舎設備整備なども補助の対象です。
具体的な補助金額は、事業内容や施設の種類によって異なりますが、例えば、介護ロボットの導入支援では、特定の改修工事と併せて行われる場合に限り、一定額が補助されます。感染症対策については、多床室の個室化や簡易陰圧装置の設置支援など、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした改修が補助の対象となります。
事業者は、補助金の申請に際して、改修内容の詳細や補助金の使途を明確に示した資料を提出する必要があります。これには、改修前後の平面図や具体的な改修計画を含む資料が必要です。また、全ての申請プロセスと補助金の承認は、市の予算範囲内で行われるため、すべての申請が承認されるわけではありません。
事業者は補助金の申請前に、詳細な計画と予算を準備し、市からの照会に迅速に対応することが求められます。また、補助金の交付決定後には、工事業者の選定を法人の責任で行い、必要に応じて競争入札を実施することが必要です。
この補助金プログラムは、介護施設が質の高いサービスを提供し続けるための支援を目的としており、介護業界におけるサービスの質の向上に貢献することが期待されています。事業者の皆様には、この機会を有効に活用し、施設の質をさらに高めるための改修に積極的に取り組んでいただきたいと思います。
⇒ 詳しくは福岡市役所のWEBサイトへ