2024年12月23日
労務・人事ニュース
令和7年産さとうきび交付金、糖度13.1度以上で16,860円、糖度14.3度超えなら最大100円増額
令和7年産さとうきび・でん粉原料用かんしょに係る生産者交付金の単価の決定について(農水省)
令和6年12月11日、農林水産省は「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」に基づき、令和7年産さとうきびおよびでん粉原料用かんしょに対する生産者交付金の単価を正式に発表しました。この交付金は、国産品の生産者を支援する目的で設定されており、安価な輸入品から徴収した調整金を主な財源としています。以下に交付金の詳細をお伝えします。
令和7年産さとうきびに対する甘味資源作物交付金は、1,000キログラムあたり16,860円(消費税課税事業者の場合は16,010円)と決定され、前年と同額となりました。この単価は、糖度が13.1度以上14.3度以下のさとうきびに適用され、糖度に応じた加減調整が行われます。具体的には、糖度が13.1度未満になる場合、0.1度下がるごとに単価から100円を差し引き、14.3度を超える場合は0.1度上昇するごとに100円が加算されます。この制度により、品質に応じた公平な交付金の配分が図られています。
また、でん粉原料用かんしょに関しては、交付金の単価が前年から増額されることが発表されました。主要品種である「アリアケイモ」や「コガネセンガン」などについては、1,000キログラムあたり34,350円(消費税課税事業者の場合は33,310円)と設定され、前年より2,010円の増額が見られました。これ以外の品種についても1,000キログラムあたり30,750円(消費税課税事業者の場合は29,820円)と設定され、1,790円の増額が適用されています。これらの改定により、さとうきびやでん粉原料用かんしょの生産者の収入向上が期待されます。
今回の交付金単価の決定は、国産農産物の競争力を維持し、国内生産を安定させるための重要な取り組みです。農林水産省は今後も、生産者を支援するための制度運用を強化し、国内の農業基盤をさらに発展させる方針を示しています。
この情報を参考に、対象となる生産者の方々は必要な手続きを進めていただければと思います。詳細な条件や申請方法については、農林水産省の公式発表を確認することをお勧めします。
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ