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2025年5月27日

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令和7年 最大50万円補助!鹿角市が高効率空調・照明設備の導入を支援開始

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令和7年 鹿角市 R7省エネ高効率空調等導入補助金(環境省:重点対策加速化事業)

鹿角市では、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、エネルギー利用の効率化と電力の地産地消を推進するため、令和7年度「省エネ高効率空調等導入補助金」の制度を開始しました。この補助金は、環境省の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金の一環として実施されており、市内の個人や事業者が高効率な空調設備、照明機器、給湯器の導入にかかる経費の一部を支援するものです。

補助の対象となるのは、市内に住所または事業所を有する個人や法人で、該当設備の導入により光熱費の削減や温室効果ガスの排出抑制が見込まれるケースです。個人に対しては、空調機器と照明機器の導入に対して最大10万円、給湯器については最大40万円の補助が交付されます。一方、事業者には空調機器および照明機器それぞれに対して最大50万円が上限となっています。いずれも補助率は経費の2分の1以内に設定されており、対象機器は従来型に比べて30%以上の省エネ性能を有するものに限られます。

この補助制度では、特に照明機器の条件が明確に定められており、調光制御機能を備えたLEDが対象です。これは、スケジュール制御や明るさセンサー、在不在検知に基づく自動調光といった機能を含むものとされており、ただのLED交換では対象にならない点に注意が必要です。また、給湯機器についても30%以上の省エネ効果が求められ、省エネ効果の計算については環境省が提示する専用の試算表を利用して、事前に算出することが求められます。

申請にあたっては、見積書や機器の仕様書、設置箇所の図面や現況写真、市税の滞納がない証明書など、多岐にわたる書類を提出する必要があります。さらに、導入予定の設備が補助対象となるかどうかを事前に市の担当窓口と確認することが強く推奨されています。補助金申請後に内容を変更することができないため、申請時の見積もりや仕様選定は非常に重要です。

なお、申請は交付決定後に事業着手となり、補助対象となるのは交付決定を受けた後の支出分に限られます。事業の完了期限は令和8年2月27日、実績報告の期限は事業完了日から10日以内または令和8年3月10日のいずれか早い日までとされています。実績報告書には領収書、完成図面、設置後の写真、契約書、内訳書などの添付が求められ、書類不備や提出遅延があると補助金の交付が受けられなくなるため注意が必要です。

この制度は、空調・照明・給湯といった日常的に使用されるエネルギー機器の更新に焦点を当てており、施設全体のエネルギー効率向上と、地域における再生可能エネルギー導入の拡大に貢献する取り組みです。申請期限は令和8年1月30日までとなっており、導入を検討している事業者や個人は早めの相談と準備が推奨されます。

⇒ 詳しくは鹿角市のWEBサイトへ

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