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2025年5月22日

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令和7年 鳴門市がサイクルツーリズム支援、宿泊施設やレンタサイクル整備に補助金【申請は2026年1月30日まで】

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令和7年 鳴門市 サイクリスト受入環境整備補助金

徳島県鳴門市では、大鳴門橋自転車道の完成を見据え、今後の地域活性化と観光振興の柱となるサイクルツーリズムを支えるため、市内事業者を対象とした「サイクリスト受入環境整備補助金」の募集が開始されました。この補助制度は、サイクリストが安心して訪れ、快適に滞在・周遊できる環境の整備を後押しするものであり、地域の観光基盤の強化と持続可能な観光まちづくりの推進を目的としています。

対象となるのは主に二つの整備事業で、ひとつはレンタサイクル拠点の整備、もうひとつはサイクリストに優しい宿泊施設の整備です。レンタサイクル拠点の整備事業では、観光客や市民に自転車を貸し出すための車両やヘルメットの購入、自転車の貸出・返却ができるレンタサイクルポートの設置などが補助対象に含まれます。これは、市内に新たな自転車観光の起点を生み出し、地域を巡る手段として自転車を選びやすくする環境づくりにつながります。

一方、サイクリストに優しい宿整備事業では、自転車を分解せずにそのまま客室へ持ち込めるような設備の導入、自転車の空気入れや修理用工具の備え付けなど、サイクリストの利便性を向上させる改修・導入費用が対象です。全国的に見ても、自転車を大切にするサイクリストにとって宿泊施設の設備は旅の快適性を左右する重要な要素であり、こうした取り組みは誘客効果の面でも非常に高い評価を受けています。

この補助金の申請受付期間は、令和7年5月1日から始まり、令和8年1月30日までとなっています。ただし、申請は予算の範囲内で受け付けられるため、申請が多数に上る場合は予定より早く募集が終了する可能性もあります。そのため、関心のある事業者は早めに交付要綱および企画提案募集要領を確認し、申請書類の準備を進めることが重要です。

近年、自転車を活用した観光スタイルは、健康志向の高まりや密を避けた移動手段として全国的に注目されており、海や山に囲まれた自然豊かな地域との相性も非常に良いものです。鳴門市も例外ではなく、大鳴門橋自転車道が整備されることで、四国と淡路島、さらには関西圏との回遊性が一段と高まることが見込まれています。これを好機と捉え、地域事業者がサイクルツーリズムに対応したサービスを整えることは、観光客の満足度向上と地域経済の活性化の両面で極めて意義のある施策です。

特に、自転車旅行者が必要とするのは単なる走行ルートの整備だけでなく、安心して滞在できる設備とサービスです。そのためには、自転車の保管・整備がしやすい拠点や宿泊施設の整備が不可欠です。今回の補助制度は、こうした実際のニーズに対応した費用を幅広く対象としており、観光に関わる多くの業種にとって利用可能性の高い内容となっています。

鳴門市が進めるこの取り組みは、観光だけにとどまらず、地域の交通環境の改善や市民の移動手段の多様化といった点でも長期的に大きな効果を生む可能性があります。自転車利用を支えるハード面の整備が進むことで、地域住民と観光客が自然に交わり、新たな地域の魅力が生まれる場となることが期待されています。

申請を検討する事業者は、早期に事業内容を具体化し、整備の意義と費用の妥当性を示す内容で申請書を整えることが成功の鍵となります。また、事業終了後の維持管理や運用面まで見据えた提案は、採択時においても評価を高める要素となるため、慎重かつ丁寧な計画立案が求められます。

⇒ 詳しくは鳴門市のWEBサイトへ

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