2025年2月7日
労務・人事ニュース
令和7年1月上旬の貿易赤字1.6兆円、前年同期比21.7%増
令和 7年 1月上旬分貿易統計(速報)(財務省)
財務省は令和7年1月30日、令和7年1月上旬分の貿易統計(速報値)を発表した。これによると、輸出額は1兆4,149億円となり、前年同期(令和6年1月上旬)の1兆758億円と比べて31.5%増加した。一方、輸入額は3兆518億円で、前年同期(2兆4,205億円)から26.1%の増加となった。その結果、貿易収支は▲1兆6,368億円の赤字となり、前年同期の赤字額(▲1兆3,446億円)より21.7%拡大した。
今回の速報値では、輸出が大幅に増加した一方で、輸入の伸びも顕著だった。世界経済の回復や円安の影響により、日本からの輸出品の需要が高まった可能性がある。また、輸入額の増加については、エネルギー価格の変動や国内需要の回復が影響していると考えられる。
なお、輸出はFOB(本船渡し)価格、輸入はCIF(運賃・保険料込み)価格で計上されており、特例輸入申告制度に基づく未納税の輸入貨物については、輸入(引取)申告時の価格が用いられている。統計の詳細については、財務省関税局関税課統計係が担当しているが、統計数値に関する電話での照会は控えるよう求められている。
⇒ 詳しくは財務省のWEBサイトへ