2024年2月29日
労務・人事ニュース
住宅と商業地、どちらも好調!都市部の土地価格上昇続く
地価LOOK、主要都市の地価は全ての地区で上昇又は横ばいが継続 ~令和5年第4四半期地価LOOKレポート~(国交省)
日本の大都市に位置する主要な土地の価格に関する最新の調査報告によると、経済の持続的な回復の背景の下、特に住宅や商業施設が集中する地域では、不動産に対する需要が強く、これが価格の上昇または安定に寄与していることが明らかになりました。この調査は、国土交通省が毎四半期ごとに行っており、令和5年10月1日から令和6年1月1日までの期間のデータに基づいています。なお、この期間に発生した能登半島の地震の影響は、この報告では考慮されていません。
今回のレポートでは、調査対象となった全国80地区のうち、価格が上昇した地区は79地区にのぼり、安定している地区が1地区であることが分かりました。具体的には、価格が3%から6%上昇した地区が7地区、0%から3%の上昇を見せた地区が72地区でした。住宅地に目を向けると、23地区全てで7期連続の価格上昇が確認され、商業地でも56地区で価格が上昇し、1地区で価格が横ばいを保っています。
この価格上昇の主な要因としては、住宅地においては、生活環境やアクセスの良さを重視する傾向が続いており、マンションなどの住宅需要が強まっていることが挙げられます。商業地においては、人々の活動の回復に伴い、店舗への需要が増加しており、オフィススペースに対する需要も安定していることが、価格上昇の背景にあります。
国土交通省のウェブサイトでは、この調査結果の詳細を公開しており、日本全国の主要都市における土地価格の動向を把握することが可能です。調査対象地区は、東京圏が35地区、大阪圏が19地区、名古屋圏が8地区、その他地方圏が18地区となっています。
これらの情報は、不動産市場における最新の動向を理解する上で貴重な資料となり、投資家や不動産関連のビジネスに従事する人々にとって重要な参考情報となるでしょう。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ