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2024年10月7日

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住宅価格0.7%上昇、商業用不動産は0.5%上昇―国土交通省が令和6年不動産価格指数を公表

不動産価格指数(令和6年6月・令和6年第2四半期分)を公表~不動産価格指数、住宅は前月比 0.7%上昇、商業用は前期比 0.5%上昇~(国交省)

国土交通省は、令和6年6月分の不動産価格指数(住宅)と令和6年第2四半期分の商業用不動産価格指数を公表しました。この指数は、不動産市場の動向を把握するために重要な指標であり、住宅と商業用不動産それぞれについての価格変動を示しています。

まず、住宅総合の季節調整値において、前月比で0.7%の上昇が確認されました。これにより全国平均の住宅総合指数は139.2となり、不動産市場が引き続き堅調に推移していることがうかがえます。さらに、細分化されたデータとして、住宅地の指数は115.8で0.8%の減少が見られた一方、戸建住宅の指数は119.2で2.3%の増加、マンション(区分所有)の指数は201.4で0.7%の増加を記録しました。これにより、特に戸建住宅市場が強さを増していることが明らかです。

商業用不動産に関しては、第2四半期の季節調整値で総合指数が前期比0.5%上昇し、140.8となりました。この中でも店舗の指数は152.2で0.9%の増加が見られ、商業施設が安定的に推移していることが確認されます。一方で、オフィスの指数は170.0で0.4%の減少、マンション・アパート(一棟)の指数は162.4で1.9%の減少が見られました。このことから、オフィス市場や集合住宅市場は、商業用不動産全体の中でやや調整局面にあることが示されています。

なお、この不動産価格指数は、2010年を基準値100として設定されており、今回公表されたデータは速報値であるため、今後3か月間にわたって改訂が行われる可能性があることに留意する必要があります。詳細なデータや今後の更新は、国土交通省の公式ウェブサイトで確認できます。

このように、令和6年6月および第2四半期の不動産市場は、住宅と商業用不動産の双方で異なる動きを見せており、今後の動向に引き続き注目が集まります。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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