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2024年3月25日

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住宅地域の騒音対策 環境省の取り組み

令和4年度自動車交通騒音の状況について(環境省)

2024年3月14日、環境省から発表された最新の報告によると、日本全国で自動車の騒音に関する調査が行われ、その結果が明らかにされました。この調査は、自動車が発する騒音の影響を評価し、住民の生活環境を守ることを目的としています。報告によれば、約938万戸がこの調査の対象となり、そのうち94.9%の住宅が昼夜問わず騒音基準をクリアしていることが分かりました。これは、前年の94.6%から微増しています。

国内では、交通騒音の定期的な監視が2000年から始まり、都道府県や特別区が主導しています。この監視は、特定の道路に沿った住宅の騒音レベルを把握し、環境基準を超える場所を特定するために行われます。今年度、約69,268キロメートルの道路が調査され、約3,400地点で騒音レベルが測定されました。

詳細な分析では、主要な道路種別に注目し、特に都市高速道路で環境基準を超える割合が最も高かったことが明らかになりました。このデータは、国立環境研究所が提供する全国自動車交通騒音マップで詳細に確認することができます。

環境省は、今後も騒音対策の強化を進めていく方針です。これには、自動車の騒音低減技術だけでなく、交通量管理や道路設計の改善などが含まれます。さらに、新たに居住地が開発されるエリアにおける交通騒音の予防策も重視されています。これを実現するため、環境省は関連ガイドラインを提供し、地方公共団体が実施する先進的な取り組みをサポートしています。

このように、日本全国での自動車交通騒音の状況は徐々に改善されつつありますが、依然として課題は残されています。環境省はこの問題に取り組み、住民の生活環境の質を高めるための努力を続けています。

⇒ 詳しくは環境省のWEBサイトへ