2024年7月13日
労務・人事ニュース
佐世保市が医療提供体制強化へ、新規診療所開設に最大3000万円補助
令和6年 佐世保市診療所新規開設・承継支援事業補助金
佐世保市が、地域の医療提供体制を強化するために、新たに診療所を開設する医師や法人代表者に対する補助金制度を開始しました。この制度では、診療所の新築、取得、改修、そして医療機器の購入にかかる費用の一部を支援します。特に小児科および産科(分娩を扱う産婦人科)を対象としています。
この補助金の対象となるのは、佐世保市内に診療所を開設する医師や法人代表者です。補助金を受け取るには、以下の条件を満たす必要があります。まず、診療所の開設後、少なくとも10年間、申請時の診療科目を継続すること。次に、一般社団法人佐世保市医師会に加入すること。また、市の医療、保健、福祉事業に協力することが求められます。さらに、国や他の公的機関から同様の補助金を受けていないことも条件となっています。
補助金の対象経費は以下の通りです。診療所の新築、取得、改修にかかる経費については、その3分の2が補助されます。具体的には、産科(分娩対応)の場合は最大3,000万円、小児科の場合は最大2,000万円が補助されます。また、医療機器の購入にかかる経費については、その3分の1が補助され、最大1,000万円が補助されます。この場合、1品当たり10万円以上の機器が対象です。
申請方法については、事前に佐世保市と協議が必要です。補助事業に着手する日の30日前までに必要書類を提出する必要があります。申請に必要な書類には、申請書、医師の履歴書および医師免許証の写し、建物の平面図や見積書、医療機器の見積書や購入理由書、誓約書などがあります。詳細な申請書類や手続きについては、佐世保市の公式サイトからダウンロードできます。
この補助金制度は、地域医療の充実を目指し、佐世保市内の医療機関の新規開設や承継を促進するものです。医師や法人代表者の皆さんには、この機会を活用して、地域の医療サービスの向上に貢献していただきたいと思います。興味のある方は、まず佐世保市と協議のうえ、早めの申請を検討してください。
⇒ 詳しくは佐世保市のWEBサイトへ