労務・人事ニュース

  • TOP
  • お知らせ
  • 労務・人事ニュース
  • 佐賀県鹿島市の株式会社植松建設が厚生労働大臣表彰最優秀賞を受賞!令和6年度「高年齢者活躍企業コンテスト」表彰式は10月4日開催

2024年9月28日

労務・人事ニュース

佐賀県鹿島市の株式会社植松建設が厚生労働大臣表彰最優秀賞を受賞!令和6年度「高年齢者活躍企業コンテスト」表彰式は10月4日開催

令和6年度「高年齢者活躍企業コンテスト」の入賞企業が決定しました(厚労省)

令和6年9月13日、厚生労働省と独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が共催する「高年齢者活躍企業コンテスト」の入賞企業が発表されました。このコンテストは、高齢者がその経験やスキルを活かし、社会で活躍し続けられる職場環境づくりを推進する企業を表彰するもので、全国から応募が寄せられました。

今年度の最優秀賞である「厚生労働大臣表彰最優秀賞」は、佐賀県鹿島市にある株式会社植松建設が受賞しました。同社は、高齢者が持つ経験と知識を最大限に活かし、社員一人ひとりが活躍できる環境を整える取り組みが評価されました。また、優秀賞には富山県富山市の株式会社久郷一樹園と静岡県浜松市の株式会社ドリームが選ばれ、それぞれの企業も高齢者雇用の先進的な取り組みが認められました。さらに、特別賞として3社、理事長表彰として計22社が表彰されました。受賞企業は、いずれも高年齢者が意欲を持って働ける環境を整備し、職場での役割を十分に発揮できるように工夫されています。

このコンテストは、全国から寄せられた69件の応募の中から、厳正な審査を経て選出されたもので、審査には学識経験者や経済界の専門家が参加しています。審査員の中には東京学芸大学名誉教授の内田賢氏や、立正大学経済学部教授の戎野淑子氏などが名を連ねています。

表彰式は、10月4日(金)に東京・大手町プレイスホールで開催され、式典では入賞企業の取り組み事例の紹介や、トークセッションなども行われる予定です。この表彰式は、会場参加に加えて、ライブ配信でも視聴可能で、後日アーカイブ配信も予定されています。また、この表彰式は、毎年10月に定められている「高年齢者就業支援月間」の一環として行われ、より広く高齢者雇用の重要性を啓発するための場となっています。

高齢者雇用は、日本社会が直面する重要な課題のひとつであり、企業における高齢者の活躍を支援する取り組みは今後ますます注目を集めるでしょう。特に、少子高齢化が進む中、労働力人口の確保と高齢者の知識や経験を活かした社会の活性化は、持続可能な経済成長の鍵となります。今回のコンテストを通じて、こうした取り組みが全国に広がり、高齢者が活躍できる場がさらに増えることが期待されています。

今回の入賞企業に共通する点は、いずれも高齢者の多様なニーズに応じた柔軟な労働環境を整備していることです。例えば、勤務時間の調整や、体力的な負担を軽減するための業務分担の工夫、さらに健康管理やスキルアップの機会提供など、きめ細やかな配慮がされています。これにより、高齢者が安心して長く働き続けることができる職場環境が実現されています。

今後も厚生労働省や独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構は、このような先進的な取り組みを推進し、全国の企業において高齢者がその能力を十分に発揮できる環境づくりを支援していく方針です。企業にとっても、労働力不足が深刻化する中で、高齢者の持つ知識や経験を活用することが企業の競争力向上につながるとして、積極的な取り組みが求められています。

令和6年度の「高年齢者活躍企業コンテスト」表彰式は、多くの関心を集めるイベントとなりそうです。高齢者が長く社会で活躍できる社会の実現に向けて、今後もさまざまな取り組みが期待されます。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

パコラ通販ライフ