2024年8月8日
労務・人事ニュース
全国一斉立入検査でマンション管理業者29社に是正指導、改善完了を確認
マンション管理業者への全国一斉立入検査結果（令和５年度）
令和5年度に実施された全国のマンション管理業者に対する一斉立入検査の結果が発表されました。国土交通省は、全国の100社に対して立入検査を実施し、そのうち29社に是正指導を行いました。これは、適正化法に基づくマンション管理業の適正な運営が極めて重要であると強調しています。
この検査の結果、是正指導を受けた29社はすべて改善がなされたことが確認されました。是正指導の割合は29.0％で、前年と比較して8.8ポイントの増加が見られましたが、過去5年間の平均と比較すると3ポイント下回る結果となりました。一部のマンション管理業者において、適正化法の各条項に対する理解不足が依然として存在していることが明らかになりました。
国土交通省は、引き続き立入検査を通じてマンション管理業全般の適正化を進めていく方針を示しており、悪質な法違反に対しては厳正かつ適正に対処する考えを示しています。また、関係団体に対しても研修活動を通じて適正化に向けた指導を強化するよう要請しました。
今回の立入検査の結果は、マンション管理業界全体の透明性と信頼性を高めるための重要なステップであり、住民の安心・安全を確保するための取り組みとして評価されます。マンション管理業者は今後も適正化法に基づく適正な業務運営を徹底し、持続可能な管理体制の構築に努めることが求められています。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ
