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2025年2月15日

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全国1,230駅突破!新たに登録された「道の駅」9カ所

「道の駅」の第62回登録について ~今回9駅が登録され、全国で1,230駅となります~(国交省)

国土交通省は、新たに9カ所の「道の駅」を登録し、全国の道の駅の総数が1,230駅に達したことを発表した。「道の駅」は平成5年の制度創設以来、地域の観光拠点や地域活性化の場として発展し続けてきた。今回の新規登録により、さらなる地域の振興と観光産業の発展が期待されている。

今回登録された9つの道の駅は、各地域の特産品や観光資源を活かした個性的な施設ばかりだ。北海道の「ふるびらたらこミュージアム」は、古平町の特産品である「たらこ」に焦点を当てた施設で、食やアート、学習を通じて「たらこ」の魅力を伝える。岩手県一関市の「道の駅 だいとう」は、原木しいたけなどの地元農産物の販売に加え、非常用電源や備蓄倉庫を備えた防災拠点としての機能も持つ。

また、岩手県盛岡市の「もりおか渋民」は、岩手山や姫神山の眺望が楽しめるほか、石川啄木記念館と連携し、文学を通じた地域の魅力発信を行う。福島県いわき市の「いわき・ら・ら・ミュウ」は、東日本大震災からの復興のシンボルとして、小名浜港の観光と物産振興を担う重要な拠点となる。

神奈川県の「湘南ちがさき」は、一般国道134号沿いに位置し、湘南エリアの玄関口としての役割を果たす。地域の農水産物を活用した物販や飲食施設のほか、防災拠点としての機能も備え、災害時には地域住民や観光客の避難所として活用される。

静岡県牧之原市の「そらっと牧之原」は、富士山静岡空港に近接し、地元産の茶葉を中心とした物販や飲食施設を通じて地域の魅力を発信する。さらに、長崎県諫早市の「251いいもりじゃがーロード」は、地元の農林水産物を活用した6次産業化やグリーンツーリズムの推進拠点として整備される。

このように、新たに登録された道の駅は、それぞれの地域資源を活かした特色ある施設となっており、観光客の誘致や地域産業の発展に大きく貢献することが期待されている。

道の駅の登録には、駐車場やトイレといった基本施設のほか、観光情報の提供、文化施設の設置、バリアフリー化など、一定の要件が求められる。特に近年は、非常用電源や備蓄倉庫を備えた防災機能の強化が進められており、地域の安全・安心を支える拠点としての役割も担っている。

道の駅の整備が進むことで、地域経済の活性化にも大きな効果が期待される。観光客の増加による地域産品の販売拡大や、地元住民と訪問者との交流の場の創出など、道の駅が果たす役割は年々大きくなっている。今回の登録によって、全国各地で新たな魅力が発信され、地域間の交流がさらに活発になることが見込まれる。

今後も道の駅は、観光、地域振興、防災といった多面的な機能を強化しながら進化を続けていく。国土交通省は、各地域の特性を活かした道の駅の整備を推進し、日本全国の観光地としての魅力向上に貢献する方針を示している。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ