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2024年11月10日

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全国7地区で開催!「みえるらべる」を使った農産物の環境負荷低減の取組を基礎から学べる研修会、温室効果ガス削減の具体策も解説

農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」を基礎から学べる研修会を開催します!(農水省)

農林水産省は、農産物の環境負荷低減に関する取り組みを広く推進するための「見える化」研修会を全国7か所で開催することを発表しました。この研修会は、持続可能な食料システムの実現を目指す「みどりの食料システム戦略」の一環として、農産物の環境負荷を消費者にわかりやすく伝える「みえるらべる」システムの基礎を学べる場を提供します。生産者、流通業者、小売業者、地方自治体職員などが対象で、参加者は温室効果ガスの排出削減や生物多様性保全に関連するデータの算出方法を学ぶことができる実践的な内容が予定されています。

今年3月に本格運用が開始された「みえるらべる」では、環境に配慮した農産物が星の数で評価され、その情報がラベルに表示される仕組みが導入されました。このラベルは、消費者が環境にやさしい商品を簡単に選べるようにするものであり、すでに全国570以上の店舗やオンラインショップで使用されています。今回の研修会は、この取り組みをさらに広めるために行われるもので、各地域での開催に加えて、オンラインでも参加が可能です。

研修会の内容は、まず「見える化」の概要説明から始まり、実際に取り組んでいる事業者の具体的な事例紹介が行われます。その後、参加者は温室効果ガスの排出量や吸収量、生物多様性保全に関するデータを収集・計算するためのシートの入力方法を実習形式で学びます。最後には質疑応答の時間が設けられ、個別の質問にも対応します。

研修会の日時と場所は、北海道、東北、関東、東海、近畿、中国・四国、九州の7地区で異なる日程で行われます。現地参加の人数は各会場で約50名に限られており、定員を超えた場合はオンラインでの参加案内がなされる予定です。申し込みは、各地区ごとに専用のウェブサイトを通じて行う必要があります。締め切りは、開催日の直前となっており、各地区によって異なるため、注意が必要です。

「みえるらべる」は、持続可能な農業を促進し、消費者にその取り組みを理解してもらうための重要なツールです。この研修会を通じて、多くの事業者が「見える化」を導入し、環境負荷低減に向けた取り組みが全国にさらに広がることが期待されています。農林水産省は、この研修会がその第一歩となることを目指しており、今後も農業における環境配慮の重要性を広めていく方針です。

研修会への参加を希望する方は、事前にオンラインでの申し込みが必要であり、申し込み後にオンライン参加用のURLが送られます。また、研修会当日までに温室効果ガスの算定シートを事前に入力しておくと、質疑応答の際に個別の不明点についても対応してもらえるため、事前準備が推奨されています。

環境にやさしい農業の推進は、地球規模の課題である気候変動対策に寄与するものであり、消費者と生産者の双方が一体となって取り組むべきテーマです。この研修会を機に、持続可能な農業への理解と実践がさらに広がることを期待しましょう。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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