2025年1月26日
労務・人事ニュース
八重洲一丁目北地区再開発で44階建ての新ランドマークが誕生予定!完成は令和14年
日本橋川沿いエリアの国際金融機能を支える水辺空間が誕生 ~東京都市計画事業八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業を国土交通大臣が認定~(国交省)
令和7年1月17日、東京都八重洲一丁目北地区で計画されている第一種市街地再開発事業が国土交通大臣によって認定されました。この計画は、都市再生緊急整備地域として指定された「東京都心・臨海地域」の中核的エリアで実施されるもので、地域の老朽化建築物の更新や土地の効率的利用を目指した取り組みとして注目されています。さらに、国際的な金融都市としての東京の競争力を強化するための高度な都市機能を併せ持つ計画が組み込まれています。
本計画の中心となる日本橋川沿いエリアは、交流拠点としての役割を果たすために、広場空間の整備や歩行者ネットワークの強化が図られます。東京駅と直結する地上・地下・デッキレベルの歩行者アクセスを充実させ、地域全体の回遊性を高めることで、訪れる人々がより楽しめる空間が形成されます。また、川沿いのオープンスペースネットワークを整備することで、日本橋川に親しみやすい環境を実現します。これにより、訪問者だけでなく地域住民にも利便性と快適性を提供する持続可能な都市づくりを目指します。
さらに、このプロジェクトには高度な金融人材を支援するための施設が含まれており、東京の国際金融拠点としての地位向上に寄与する計画です。この施設では、国内外から集まる金融プロフェッショナルが活動しやすい環境を整備するとともに、周辺地域との連携を強化します。金融機能の集中をさらに進めることで、東京全体の経済的な影響力を拡大する狙いがあります。
防災面でも先進的な取り組みが行われます。本計画では、帰宅困難者の受け入れを目的としたスペースの整備が進められ、自立分散型エネルギーネットワークが導入されます。これにより、災害発生時にも安定したエネルギー供給を確保するほか、建物の省エネルギー化と環境負荷軽減も実現します。これらの取り組みを周辺エリアとも連携させ、総合的な防災能力の向上が図られます。
事業は令和6年12月21日に着工予定で、完成は令和14年12月31日を目指しています。敷地面積は16,927.88平方メートルで、建築面積は約7,424平方メートルです。中心となる建物は地上44階、地下3階の構造で、事務所、宿泊施設、店舗などが含まれる複合施設となります。これらはすべて鉄骨や鉄筋コンクリート造で構築され、最新の設備を備えた設計がされています。
本プロジェクトは地域経済の発展だけでなく、日本の都市計画や都市再生の模範的な事例として広く注目されています。これにより、国内外の企業や投資家が注目する地域に生まれ変わることが期待されています。また、エネルギー効率や環境への配慮が行き届いた都市設計は、将来的な都市再開発プロジェクトのモデルケースとしての役割も担います。
地域住民や訪問者にとって魅力的な空間を作り出すだけでなく、東京全体の国際競争力を底上げする意義のある計画と言えるでしょう。このように大規模な再開発プロジェクトがもたらす影響は計り知れず、今後の進展が大いに期待されます。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ