2024年3月29日
労務・人事ニュース
再配達を半分に!4月は再配達削減PR月間で意識改革を
まるっと減らそう、再配達!!~4月は「再配達削減 PR 月間」!受け取りは1回で!~(国交省)
令和6年3月、日本の物流業界では、電子商取引(EC)の急激な拡大に伴い、宅配便の取り扱いが増加し、再配達問題が顕著になっています。EC市場は令和4年度で全体で22.7兆円に達し、物販系分野では13.9兆円に上るという膨大な規模です。これに伴い、宅配便の取扱い個数は約50億個にも上りました。
この増加を受け、国土交通省は再配達問題に取り組むため、宅配サービスとEC業界の連携を強化し、消費者の行動変容を促す方針を打ち出しています。具体的には、国土交通省をはじめとする関係省庁や事業者が協力し、再配達削減を目指すキャンペーンを展開。その一環として、「再配達削減PR月間」を設け、宅配便の利用者に対して、効率的な受け取り方法の啓発活動を行います。
このキャンペーンでは、時間帯指定の活用、宅配受け取り用アプリの利用、コンビニでの受け取りや置き配など、多様な受取方法の推奨が行われます。また、各省庁や事業者は、ウェブサイトやSNSを通じて再配達削減の重要性を伝え、消費者の意識改革を促進しようとしています。
昨年まとめられた「物流革新に向けた政策パッケージ」によれば、令和6年度内に再配達率を半減させることが目標とされています。そのために、国土交通省は各種メディアを活用し、関連動画や情報の放映を積極的に行い、事業者や消費者に再配達削減の取り組みを呼びかけています。
このような取り組みを通じて、国土交通省は、物流の効率化を促進し、環境への負荷を減らすとともに、消費者の利便性向上を目指しています。再配達削減キャンペーンは、現代日本における物流業界の新たな取り組みとして、大きな注目を集めています。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ