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2024年5月23日

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初のアジア開催!Alchemist Japanが日系スタートアップに提供する10万ドルの出資プログラム

米著名アクセラレーター「Alchemist」が日本初進出 ―「Alchemist Japan」プログラムを開催し、B2Bスタートアップに出資―(JETRO)

2024年5月14日、ジェトロは内閣府・経済産業省、東京都と協力し、アメリカのB2Bスタートアップ特化型シードアクセラレーターであるAlchemist Accelerator LLCを東京に誘致しました。これにより、エクイティ方式(出資付き)のスタートアップ・アクセラレーションプログラム「Alchemist Japan」が実現します。第1回プログラムの募集は6月1日から始まり、プログラム自体は2024年9月から約3か月間実施されます。

Alchemistがアジアでエクイティ方式のアクセラレーションプログラムを開催するのは初めてで、世界各地で高い評価を受ける同社のプログラムが日本でも提供されることになります。選ばれたスタートアップは、日本プログラム終了後にグローバル・プログラムへの参加資格を得ることができ、さらにグローバルな成長を支援されます。また、国内外のベンチャーキャピタルや投資家とのネットワークが広がることも大きなメリットです。

Alchemistはこれまでに650社以上の企業に投資し、60社以上のEXITを達成しています。プログラム卒業企業はAndreessen HorowitzやKhosla Venturesなどの著名VCから資金調達を受ける例が多く、特にシリーズAの資金調達に強みを持っています。2016年のCB Insightの調査では、プログラム卒業企業の資金調達中間値において他の著名アクセラレーターを上回る実績を示しています。

今回の「Alchemist Japan」プログラムは、日本発のスタートアップおよび世界各国のB2Bスタートアップを対象に、9~12社のシード期スタートアップを選抜します。これらのスタートアップはAlchemist Accelerator Fundから1社あたり約10万ドルの出資を受け、約3か月間のアクセラレーションプログラムを受けることになります。プログラムはグローバルビジネスハブ東京で開催され、メンターネットワークを活用したビジネスモデルの検証や改善、ピッチトレーニング、デモデイなどが行われます。

ジェトロはこれまでも、内閣府や経済産業省、東京都と協力してグローバルなアクセラレーターの誘致に努めてきました。今回のプログラムもその一環であり、政府の「経済財政運営と改革の基本方針2023」や内閣府の「世界に伍するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略」、東京都の「Global Innovation with STARTUPS」などの政策に基づいています。また、三菱地所株式会社がパートナーとなり、「グローバルビジネスハブ東京」でのプログラム開催を支援します。

選ばれたスタートアップは日本プログラム終了後、グローバル・プログラムへの参加資格を得ることで、Alchemistからの継続的な支援を受け、グローバルな成長を目指すことができます。このブリッジ型プログラムにより、日系スタートアップは国内外の投資家とのネットワークを強化し、より多くの資金調達の機会を得ることが期待されます。

⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ