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2024年4月26日

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労働災害の現状 令和6年4月速報値の死亡・重傷事故詳細レポート

令和6年における労働災害発生状況について(4月速報値)(厚労省)

令和6年度の労働災害に関する最新の報告が発表されました。これは今年度初めの3ヶ月間に報告されたデータに基づいており、各種事故による死亡や重傷についての詳細が含まれています。

今年の労働災害による死亡者は合計124人と報告されており、前年同期の142人に比べて18.4%の減少が見られます。業種別では、建設業が43人、製造業が27人、陸上貨物運送事業が17人、第三次産業が26人、林業が5人となっています。特に林業と陸上貨物運送事業での死亡率の低下が顕著で、それぞれ37.5%、37.0%と大きく減少しています。

また、事故の型に関しては、墜落・転落事故が37人、はさまれ・巻き込まれ事故が20人、交通事故(道路)が17人と報告されており、これらも前年比で減少しています。

休業4日以上の重傷者についても、昨年の21,864人から1.0%減少の21,655人が報告されています。この中で、製造業の重傷者数は4,548人、建設業は2,311人、陸上貨物運送事業は2,840人、第三次産業は10,558人となっております。墜落・転落の増加を除き、転倒や動作の反動による重傷者は減少しています。

これらのデータは、労働災害の予防と対策の向上に役立てられるべきものであり、事業者や労働者にとって重要な情報源です。労働安全衛生の向上に向けて、引き続き注意深い観察と改善が求められます。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ