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2025年2月12日

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北九州の企業497社が回答!2024年冬季賞与の平均支給額は45万6705円に増加

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前年比4.4%増の45万6705円!北九州の企業389社が示す冬季賞与の動向とは

北九州商工会議所は、市内企業を対象にした冬季賞与の支給状況調査の結果を発表した。この調査は800社を対象に2024年12月13日から2025年1月17日まで実施され、497社から回答を得た(回答率62.1%)。

調査によると、冬季賞与を支給すると回答した企業は450社で、全体の90.5%を占めた。これは前年より0.5ポイント減少したものの、高い支給率を維持している。さらに、前年と比較可能な389社の平均支給額は45万6705円で、前年より1万9051円(4.4%)増加した。

業種別の支給額では、情報関連サービス業が最も高く、平均66万632円(前年より2万5617円増)となった。一方で、支給額の増加幅が最も大きかったのは製造業で、前年から2万6840円増えている。

賞与の決定要素については、最も多かったのが「自社の業績」、次いで「労働力の確保・定着」、そして「従業員の業績」という結果となった。企業の収益状況が賞与に大きく影響していることがうかがえる。

また、2025年度の春季賃上げを予定している企業は、前年と比較が可能な444社のうち59.4%となり、前年より5.1ポイント増加した。企業規模別に見ると、従業員300人以上の企業では53.2%、100~299人の企業では65.9%、99人以下の企業では58.5%が賃上げを予定しており、規模の小さい企業ほど賃上げに積極的な傾向がみられる。

今回の調査結果から、企業の収益が回復傾向にあることがうかがえるが、賞与の支給率がやや減少している点には注意が必要だ。一方で、春季の賃上げを予定している企業の割合が増えていることから、従業員の確保や定着を重視する動きが強まっていると考えられる。今後も企業の賃金動向や経済状況の変化が、賞与や賃上げの動向にどのような影響を与えるのか注目される。

⇒ 詳しくは北九州商工会議所のWEBサイトへ

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