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2024年6月19日

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北九州の輸送業者と食品企業が語る物流2024年問題 コスト増加、人材確保、業務効率化の講演

地元企業経営者と考える「物流の2024年問題」シンポジウム【食品部会・運輸交通部会 主催】(北九州商工会議所)

今年4月に始まった「物流の2024年問題」に関するシンポジウムが、北九州市で開催されることが決まりました。この問題は、国の働き方改革に伴いトラック運転手の時間外労働に上限が設けられたことにより、輸送業界に多大な影響を与えるとされています。具体的には、残業時間が年間960時間までに制限されたため、輸送量の減少やそれによる売上・利益の減少、運転手の収入減少に伴う人手不足などが懸念されています。

このシンポジウムでは、物流の専門家を招いて基調講演を行うほか、地元の輸送業者や荷主企業の経営者がパネリストとして登壇します。彼らは、コスト増加、賃上げ、人材確保、業務効率化などの観点から問題を考察し、解決策を模索します。さらに、講演やパネルディスカッションの後には、参加者同士が交流するための懇親会も予定されています。このシンポジウムは、北九州地域における物流問題に対する理解を深め、地元から解決のヒントを得るための貴重な機会となるでしょう。

シンポジウムの詳細は次のとおりです。開催日は令和6年7月5日(金)で、リーガロイヤルホテル小倉4階(北九州市小倉北区浅野2-14-2)にて行われます。プログラムは、16時から16時30分までの基調講演、16時30分から18時までのパネルディスカッション、そして18時から19時30分までの交流会というスケジュールになっています。基調講演とパネルディスカッションの参加費は無料ですが、交流会は有料(6,500円程を予定)で、申し込み者には別途案内が送られます。

基調講演の講師は、株式会社MK総合研究所の代表取締役所長、幕亮二氏が務めます。幕氏は1991年に株式会社三菱総合研究所に入社し、地域振興や地域活性化のコンサルティングに長年携わってきました。2017年に独立し、現在は北九州市参与として空港の成長戦略にも取り組んでいます。

パネルディスカッションでは、地元の輸送企業や食品企業の代表が登壇します。株式会社丸勢運輸の勢島賢輔氏は、長距離輸送や地域物流を手掛ける企業の代表として、輸送業界の現状と課題について語ります。小倉運送株式会社の増井敏一氏は、工業製品や食品原料の全国輸送に取り組む企業の取締役として、動態・配車管理システムの導入について説明します。

食品企業からは、北九州青果株式会社の百合野博氏が登壇し、青果市場としての物流拠点の機能について紹介します。また、株式会社かば田食品の椛田稔幸氏は、辛子めんたいの製造販売を手掛ける企業の代表として、全国展開の現状と物流の課題について話します。九州魚市株式会社の大垣恭介氏は、水産物の卸売業者として、国内外からの集荷と販売の現状を説明します。

シンポジウム後の交流会では、講師や登壇者に加え、物流問題の解決に役立つ情報提供者も参加し、様々な意見交換が行われる予定です。この機会に、北九州の物流問題を深く理解し、地元から解決策を見つけるために、参加を検討してみてはいかがだろうか。

⇒ 詳しくは北九州商工会議所のWEBサイトへ

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