2024年10月14日
労務・人事ニュース
北九州市が新製品の販路拡大を支援!展示会出展に最大40万円の助成
北九州市 令和6年度 大規模展示会等出展支援事業
令和6年度の大規模展示会出展支援事業について、北九州市は市内の中小企業が開発した新製品や新技術の販路開拓を支援するため、関東、中京、関西で開催される展示会に出展する際の小間料を助成することを発表しました。この助成制度は、令和6年4月から令和7年3月の間に開催される規模の大きい展示会に出展する企業を対象としており、募集小間数が概ね150以上、または出展企業が100社以上の展示会に限定されています。
対象となる商品は、市内の中小企業が開発した新製品や新技術で、開発からおおむね5年以内のものが条件です。また、既に期間内に出展済みの展示会も助成の対象に含まれますが、即売を目的とした物産展は対象外となります。助成対象となる企業は、中小企業基本法に定められた中小企業者であることが求められ、その他、発行済み株式の半数以上を中小企業以外の企業が所有していないこと、市内に事業所を持つこと、または展示会までに事業所を設置することなど、厳格な要件を満たす必要があります。
助成の対象となるのは、1小間分の出展小間料で、上限は40万円までです。ただし、審査の結果によっては申請額の全額が助成されない場合もあります。小間料に含まれる消費税やその他の関連経費(小間設営費、展示パネル作成費、光熱水費、人件費、旅費など)は助成の対象外です。さらに、同一企業による申請は1回に限られ、同一製品での連続申請は2年までとされています。
応募にあたっては、必要な書類として助成金交付申請書や企業概要、出展事業計画書、役員名簿、暴力団排除誓約書、展示会の内容を確認できる資料、小間料を確認できる書類などが求められます。また、応募企業は市税の滞納がないことや、暴力団などと関わりのないことも条件として挙げられています。
募集期間は令和6年10月1日から10月31日までで、書類の提出は必着となっています。応募書類が受理された後、11月には対象製品の新規性や市場性を審査し、12月に交付決定が行われます。展示会終了後には実績報告書の提出が求められ、助成金の支払は実績報告に基づいて行われます。また、展示会終了後6ヵ月以内にも第2回の実績報告書を提出する必要があります。
この助成制度は、北九州市内の中小企業が新しい市場に進出し、製品や技術の認知度を高めるための貴重な支援策です。参加を希望する企業は、提出期限を守り、必要書類を揃えて申請することが求められます。
⇒ 詳しくは北九州市のWEBサイトへ