2024年8月12日
労務・人事ニュース
北九州市の防火対策強化、簡易型消火装置に最大55,000円の補助金
令和6年 北九州市 【飲食店の皆様】簡易型自動消火装置の設置費の一部を補助します!
北九州市では、木造建築物が密集する地域において近年発生した大規模な火災を受けて、防火対策の一環として木造飲食店に簡易型自動消火装置の設置を促進するための補助金制度を開始しました。この補助金は、火災発生時に自動的に消火薬剤を放射する装置の設置費用の一部を支援するもので、設置費用の9割が補助されます。補助の上限は1台あたり55,000円であり、複数台の設置も補助の対象となります。
この補助金の対象となるのは、消防局が指定した地域に所在する木造飲食店で、業務でこんろを使用している店舗に限られます。また、消防職員または防火指導員から防火指導を受け、消火装置の設置が推奨されている場合も対象となります。指定地域については、木造商店街や木造住宅密集地域、大型店舗集合地域などが含まれています。
申請手続きは、登録販売店を通じて行われます。補助金を希望する場合は、まず登録販売店に連絡し、申請に必要な書類を提出する必要があります。申請書類には、店舗の状況を報告する書類や、補助金交付申請書、賃貸物件の場合はオーナーの承諾書などが含まれます。申請が承認されると、補助金交付決定通知書が申請者に送付され、登録販売店と連絡を取って設置工事を進める流れとなります。工事完了後は、自己負担金の支払いと設置完了の報告を行うことで手続きが完了します。
なお、登録販売店として補助金制度に参加することを希望する事業者は、所定の書類を提出して登録手続きを行う必要があります。詳しい手続き方法や申請書類に関しては、北九州市の産業経済局サービス産業政策課や消防局予防課に問い合わせることができます。
この補助金制度を活用することで、飲食店の火災リスクを軽減し、地域全体の安全を高めることが期待されています。興味のある飲食店経営者の方は、早めに登録販売店に相談し、申請手続きを進めてみてください。
⇒ 詳しくは北九州市のWEBサイトへ