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2025年1月22日

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北海道電力とのポイント連携で地域通貨Yorocaが実現する地域経済活性化の新たな形

地域通貨Yorocaと北海道電力のエネモポイント連携が目指す地域社会のデジタル変革

名寄商工会議所と北海道電力が提携し、新たな地域通貨利用の可能性を広げる取り組みが発表されました。2023年11月22日、名寄商工会議所が運営する地域電子通貨「Yoroca(ヨロカ)」と、北海道電力のポイントサービス「エネモポイント」の連携がスタートしました。これにより、北海道電力のウェブサービス「ほくでんエネモール」を利用して貯めたエネモポイントを、1口300ポイント単位でYorocaに交換できるようになりました。この交換は、地域内での通貨流通を促進する新たな仕組みとして注目されています。

この連携事業は、Yorocaが運用を開始して1周年を迎えたことを記念して実現しました。北海道電力が掲げる「地域の人々と共に新たな価値を創出する『共創』」という理念と、Yorocaが目指す「地域デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」と「地域内循環による新たな地域づくり」という目的が一致した結果、連携が成立しました。

Yorocaは2023年11月に名寄商工会議所が地域DX推進事業の一環として開始した電子通貨で、地域住民に限らず誰でもカードを取得可能です。現在までに1万6000枚以上のカードが発行され、そのうち約1万人がスマートフォンアプリにも登録しています。240以上の加盟店舗があり、利用総額は約3億円、ポイント利用額も1億4000万ポイントを超えています。一方、エネモポイントは、電気利用者が「ほくでんエネモール」で利用状況を確認しながら貯めることができるポイントで、コンビニや家具店、ドラッグストアなどの幅広い店舗で活用されています。

今回の連携により、Yorocaは地域でより多くの人々に利用される通貨となることが期待されています。これまでの利用者基盤に加え、エネモポイントとの交換可能性が広がることで、地域内での通貨循環がさらに活発になる見込みです。

名寄商工会議所の藤田健慈会頭は、「Yorocaは地域の協力のもと、徐々に成長していますが、ポイントサービスが乱立する中での育成が課題です。今回のポイント連携をきっかけに、市民に広く理解され、使い勝手の良いポイントとして成長させたい」と語りました。また、北海道電力の理解と支援に感謝の意を表し、「地域の期待に応えられるよう努力したい」と意気込みを示しました。

この取り組みは、地域経済の活性化やDX推進において重要な役割を果たすとされ、今後の展開にも注目が集まっています。

参考:名寄市電子地域通貨「Yoroca」-名寄商工会議所

⇒ 詳しくは名寄商工会議所のWEBサイトへ

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