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2025年3月6日

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北陸新幹線敦賀開業1周年記念イベント「つるが街波祭」、3月15日・16日に開催

20以上のイベントと500円クーポンで地域消費を喚起、敦賀商工会議所が仕掛ける経済活性化策

敦賀商工会議所や敦賀市、市内の民間団体などで構成される「新幹線敦賀開業まちづくり推進会議」は、北陸新幹線敦賀開業1周年を記念し、3月15日(土)・16日(日)の2日間にわたり「つるが街波祭」を開催する。本イベントは、敦賀駅から港までの中心市街地全域を舞台に、多彩な催しを展開し、地域の魅力を広く発信することを目的としている。期間中は、市民団体や各施設による20以上のイベントが開催され、音楽イベントやライブパフォーマンス、ワークショップ、物販、地元グルメの販売など、バラエティ豊かな企画が用意されている。入場は無料(一部の有料コンテンツを除く)であり、地元住民や観光客が気軽に楽しめる内容となっている。

今回の「つるが街波祭」では、敦賀ならではの魅力を詰め込んだイベントが各所で展開される。特に、グルメに関するイベントは目玉のひとつであり、北陸新幹線沿線の名物料理を集めた「ごはんのおともサミット」や、地元の特産品を使ったキッチンカーグルメなどが提供される。また、福井県内10の蔵元が参加し、30~40銘柄の地酒を堪能できる「気比さん横丁」も開催される。さらに、毎年9月に開催される氣比神宮例大祭の名物「つるがの山車(やま)」を保管する資料館「みなとつるが山車会館」が、この期間に限り無料開館されるなど、敦賀の歴史と文化を体感できる機会も提供される。

音楽やパフォーマンスも充実しており、若い世代のミュージシャンが多数登場する「Tsuruga Free Music」では、歩道空間を利用して多様な世代のアーティストがライブを行う予定だ。また、氣比神宮大鳥居前では、地元の和太鼓チームや、ご当地ヒーロー、おもてなし武将隊によるショーが繰り広げられ、迫力ある演目で来場者を魅了する。そのほか、ストリートスポーツの体験イベントや、地元小中学生による「敦賀ここが好き」ポスターコンクールの入賞作品展示など、家族連れでも楽しめるコンテンツが多数用意されている。

また、「つるが街波祭」開催期間中は、市内の移動手段として公共交通機関の利用が推奨されている。敦賀駅西口からすぐのアクセスの良さに加え、市内バスやシェアサイクルの利用が便利であり、イベントエリア内には9カ所のシェアサイクルポートが設置されている。これにより、会場間の移動がスムーズになり、多くのイベントを効率的に回ることができる。さらに、イベントに訪れた人を対象に、「つるが街波祭臨時駐車場(有料)」または「ハピラインふくい」の利用者には、1会計につき1枚使える「500円分(100円×5枚)クーポン」が進呈される特典も用意されている。これは地元の商店街で利用できるため、地域経済の活性化にも寄与する施策となっている。

今回の「つるが街波祭」は、敦賀市が持つ観光資源の魅力を再発見するだけでなく、地域経済の振興にも貢献する大規模なイベントとして期待されている。北陸新幹線の敦賀開業を機に、地域の特色を活かしたまちづくりが進められており、本イベントもその一環として位置づけられている。特に、新幹線開業後の敦賀の賑わいを持続させるためには、観光客の誘致とともに、地元の人々にとっても魅力的なイベントを提供し、地域への愛着を深めてもらうことが重要である。そのため、イベントの企画には地元の商店街や団体が積極的に関わり、地域の魅力を最大限に活かした内容となっている。

企業の採用担当者にとっても、このような地域イベントは重要な意味を持つ。地域活性化の流れの中で、地元企業の知名度を高め、若年層に対する企業ブランディングを強化する機会となるからだ。特に、飲食業や観光業などのサービス業では、こうしたイベントを活用することで、新たな顧客層との接点を持つことができ、採用活動にも良い影響をもたらす可能性がある。また、企業が地域イベントに協賛することで、地域社会とのつながりを強化し、従業員の帰属意識を高めることにもつながる。今後も「つるが街波祭」のような地域密着型のイベントを通じて、地域の魅力を発信し、観光振興とともに地元企業の発展を支援する取り組みが求められるだろう。

⇒ 詳しくはつるが、発見! – 新幹線敦賀開業まちづくり推進会公式サイトのWEBサイトへ