2024年11月7日
労務・人事ニュース
南丹市、地域脱炭素を加速!再生エネルギー導入で補助金支給
令和6年 南丹市地域脱炭素重点対策加速化事業補助金
南丹市は、2050年までにゼロカーボンシティを実現するため、再生可能エネルギーおよび省エネルギー設備の導入を推進しています。その一環として、環境省の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」を活用した「地域脱炭素重点対策加速化事業補助金」が提供されます。この補助金は、南丹市の「重点対策加速化事業補助金交付要綱」に基づき、予算の範囲内で支給されます。
特に注目すべき点は、太陽光発電によって生じた余剰電力を南丹市が買い取り、地域の小中学校で利用する仕組みです。この取り組みは、地産地消のエネルギー利用を促進し、環境教育の一環としても大いに期待されています。
補助金の申請受付期間は、令和6年10月1日から令和7年1月17日までとなっており、予算が上限に達した時点で募集は終了します。また、実績報告の締め切りは令和7年2月14日までであり、請求書の提出期限は令和7年2月28日です。重要な点として、交付決定後に契約締結および工事の着手が必要ですが、令和6年7月9日以降に着手した工事については経過措置が設けられているため、該当する場合は相談が推奨されています。
補助対象となる設備には、住宅および事業所での自家消費型の太陽光発電設備が含まれます。住宅用の補助金は1kWあたり70,000円(上限5kWまで)、事業所では50,000円/kW(上限1,000kW)となります。また、ソーラーカーポート設置に関しては、その価格の1/3が補助され、上限は53,500,000円です。
さらに、蓄電設備についても補助の対象となり、補助対象経費の1/3以内が支給されます。1kWhあたりの補助対象経費は141,000円(税別、工事費込み)で、上限は6kWhまでとなっています。
事業所において高効率空調機器の導入を行う場合、事業を南丹市内の業者と契約して実施した場合は、補助対象経費の2/3以内(上限500,000円)が支給されます。一方、南丹市外の業者との契約では、補助金は1/2以内(上限500,000円)となります。
また、省エネルギー診断に対する補助も行われ、補助対象経費の2/3以内(上限20,000円)が支給されます。これにより、事業者はエネルギー効率を向上させるための診断サービスを受けることができます。
申請書類や補助金に関する詳細は、南丹市が提供する「令和6年度南丹市地域脱炭素重点対策加速化事業補助金制度」に関する手引きを確認することが必要です。これには、申請書類や提出書類のチェックリストなどが含まれており、これを参考にして申請手続きを進めることが推奨されています。
提出先は、南丹市の環境課または支所総務課となっており、必要な書類は、申請書や実績報告書、発電電力消費計画書などが指定されています。また、個人情報の取り扱いに関する同意書も提出が必要です。
南丹市が進めるこの事業は、地域全体での脱炭素化を目指し、環境に配慮した持続可能な社会の実現に寄与するものです。再生可能エネルギーの導入を考えている方や、省エネルギー対策を推進したい企業にとって、この補助金制度は非常に有益な機会となるでしょう。興味のある方は、早めの申請をお勧めします。
⇒ 詳しくは南丹市のWEBサイトへ