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2025年4月25日

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危険物から命を守る3分30秒!鉄道利用者全員に知ってほしい動画配信中

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「鉄道における危険物の持ち込み禁止」についてのWEB動画を配信します!(国交省)

令和7年4月4日、国土交通省鉄道局は「鉄道における危険物の持ち込み禁止」に関する注意喚起を目的としたWEB動画を制作し、一般公開を開始しました。この動画は、2025年に開催される大阪・関西万博を見据えた警備体制の強化を背景に、すべての鉄道利用者に対して、安全な利用環境づくりへの協力を呼びかけるために作成されたものです。過去には、サリン事件や有毒ガスの発散といった重大な鉄道犯罪が発生しており、そうした歴史的教訓を風化させないためにも、鉄道利用時の基本的な安全マナーと危機管理意識を改めて周知することが求められています。

動画では、電車内や駅構内への危険物の持ち込みが厳しく禁止されていることを明確に伝えています。対象となる危険物には、爆発物やガソリン、むき出しの刃物、さらには毒物や酸性薬品などが含まれており、これらはいかなる目的であっても鉄道内に持ち込むことは許されていません。また、危険物を携行している可能性のある不審人物を目撃した場合には、決して自ら接触することなく、直ちに駅員や乗務員に通報するよう呼びかけています。動画は、3分30秒の詳細版と15秒の短縮版の2種類が用意されており、利用者の属性や視聴環境に応じて柔軟に活用できるよう工夫されています。

配信はYouTube上の「国土交通省 MLIT channel」をはじめ、国土交通省の公式X(旧Twitter)アカウントでも行われており、広範なユーザーに対する情報発信が期待されています。さらに、地方運輸局を通じて全国の鉄道事業者に対してもこの動画が提供され、各社の広報活動に活用される予定です。これにより、単なる注意喚起にとどまらず、日常的な利用者教育や職員の危機対応トレーニングの一環としても貢献が期待されます。

とりわけ大阪・関西万博の期間中には、国内外から多数の訪問者が鉄道を利用することが見込まれており、その安全管理は国家的課題ともいえます。公共交通機関は誰もが利用する生活インフラであると同時に、事件・事故の影響が極めて大きく広がりやすい場所でもあります。そのため、利用者一人ひとりが安全への意識を高めることが、全体のリスク低減に直結するという視点は、企業における従業員教育や危機管理の観点からも極めて重要です。

企業の採用担当者にとっても、万博期間中の通勤環境の変化や、鉄道利用を前提とした働き方の見直しを進めるにあたり、従業員が安心して移動できるような環境整備への理解と対応が求められます。また、社内研修等においてこのような動画を活用し、公共マナーやリスク対応に対する意識を育てることは、コンプライアンス経営の一環としても評価される取組となるでしょう。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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