2024年11月1日
労務・人事ニュース
原市、木造住宅の省エネルギー改修工事に最大50万円の補助金を提供!断熱改修や健康配慮工事が対象
令和6年 橿原市 既存木造住宅省エネルギー改修工事等補助事業
橿原市では、木造住宅の省エネルギー改修工事に対して補助金を提供する制度を設けています。この制度は、一定の条件を満たす住宅を対象に、断熱工事やヒートショック予防を目的とした改修工事を支援するもので、2024年6月19日に情報が更新されました。補助を受けられる住宅は、一戸建てまたは長屋で木造構造、2階建て以下のものに限られています。また、改修前の省エネルギー性能が、日本住宅性能表示基準で定められた省エネルギー対策等級3以下の住宅が対象です。
具体的には、断熱工事や健康に配慮した住宅の改修工事が補助対象となります。特に窓の断熱改修は必須で、これに加えて床や天井・屋根、壁の断熱改修工事が行われることが求められています。ただし、外壁塗装に関する工事は補助対象外です。さらに、ヒートショック予防のための改修工事として、脱衣所やトイレに壁掛け暖房設備、床暖房、暖房便座の設置も補助対象に含まれます。これらの改修工事は、地方税法で定められた熱損失防止改修工事の要件を満たす必要があります。
補助を受けるための条件として、対象住宅の所有者または居住者であり、年収が1,200万円以下であること、市税を滞納していないことが求められます。補助金の上限額は50万円で、部位ごとに細かく要件や上限額が設定されています。申請を行う際には、各段階で必要な書類が指定されており、工事を完了した後に補助申請を行うことはできません。申請完了後には現場確認も実施され、建築士による「熱損失防止改修工事証明書」の提出が必須となります。なお、予算には限りがあるため、先着順での受付となり、予算がなくなり次第終了します。
申請に必要な書類や詳細な条件については、橿原市の公式サイトで提供されており、各種様式やチェックリストなどがダウンロード可能です。また、工事完了報告書や市税納付状況調査同意書なども提出が必要となりますので、事前に十分な準備を行うことが重要です。興味のある方は、早めに申請手続きを進めることをお勧めします。
この補助事業は、既存の木造住宅の省エネルギー性能を高めるだけでなく、居住者の健康に配慮した住環境の改善も目指しています。温暖化対策としての意義も大きく、省エネルギー化を進めることが期待されます。
⇒ 詳しくは橿原市のWEBサイトへ