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2024年4月24日

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国土交通大臣が承認、大阪メトロ中央線延伸区間の新運賃設定 普通旅客90円、通勤定期3,370円、通学定期1,520円

「大阪メトロ中央線(コスモスクエア・夢洲間)の開業に伴う旅客運賃(加算運賃)の上限設定認可申請事案」に関する答申(国交省)

令和6年4月23日、運輸審議会は、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)が提出した中央線(コスモスクエアから夢洲間)の旅客運賃の上限を定める認可申請について審議を行い、認可を適当とする結論に至りました。この決定は、国土交通大臣に答申され、今後の運用に反映される予定です。

申請内容によると、この新しい区間の普通旅客運賃は追加90円、通勤定期旅客運賃(1か月)は3,370円、通学定期旅客運賃(1か月)は1,520円と設定されます。これらの運賃設定は、令和7年の大阪・関西万博及びその後の統合型リゾート(IR)の誘致に向けて、夢洲へのアクセスを強化するために必要な措置とされています。

運輸審議会は、大阪市がインフラ施設を整備し、大阪メトロと大阪港トランスポートシステム(OTS)がこれを利用する形で運営されると説明しています。また、OTSへの線路使用料は、20年間での黒字化を目指して設定されています。

運輸審議会は、提出された資料や説明を基に審議を進め、申請内容に基づき公平かつ合理的な運賃設定が行われていると評価しました。なお、本案件については公聴会が行われず、審議は資料に基づいてのみ行われました。

今後の運賃設定について、国土交通大臣は鉄道事業法に基づいて適正な収益を上げるように認可を行いました。これにより、新規路線の開業に伴う資本費等の回収が確実に行われることが期待されます。また、需要の変動や他の外部要因による影響を考慮し、大阪メトロに対する助言や指導が行われることが求められています。

今回の審議結果と関連情報は運輸審議会のウェブサイトにて詳細が公開されています。この重要な判断は、今後の大阪市の交通インフラ整備において重要な役割を果たすものと見られます。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ