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2024年4月1日

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国土交通省発表!新たな木造建築の未来を切り開く設計基準改定

木造計画・設計基準を改定しました ~公共建築物におけるさらなる木造化の促進に向けて~(国交省)

令和6年3月25日、国土交通省大臣官房官庁営繕部整備課から、公共建築物の木造化を進めるための「木造計画・設計基準」の改訂が発表されました。この改訂は、公共建築物の木造化範囲の拡大に伴い、中層以上の建築物にも適用できるよう、防耐火規定の見直しや混構造の内容を充実させることで、より実用的な設計手法を取り入れることを目的としています。

改定のキーポイントとしては、都市の木造化を推進する法律の改正に基づき、計画段階での考慮事項を新たに定めた「計画」の章の新設が挙げられます。これにより、木造化を検討する際には、都市開発と連動した方法で進めることが規定されました。また、公共建築物の木造化を推進するための基本方針も更新され、これまで木造化が進んでいなかった耐火建築物や中層以上の建築物も含めて、全ての公共建築物で木造化を目指す方針が打ち出されています。

この基準の改訂により、建築物の防火性能や耐久性を高めつつ、木の温もりや自然な質感を活かした環境に優しい建築物の開発が進むことが期待されます。具体的には、木造建築物の設計における各種性能要件や構造的な工夫、内装の木質化に至るまで、綿密なガイドラインが設けられ、施設の特性や立地条件を考慮した柔軟な設計が可能になります。

これらの改定は、脱炭素社会の実現を目指す中での重要な一歩とされ、令和6年4月1日から施行されます。新しい基準により、木造建築の普及が促進され、より持続可能な社会の構築に貢献することが期待されています。

詳細に関しては、国土交通省の公式ウェブサイトを参照することができます。今後、木造建築物に関わる計画や設計を行う際には、この新しい基準を適用して、効率的かつ環境に優しい建築物の実現を目指すことが求められます。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ