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2024年8月2日

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国土数値情報の未来を見据えた整備方針、国土交通省が公表した最終とりまとめの詳細

「今後の国土数値情報の整備のあり方に関する検討会 最終とりまとめ」の公表 ~ より開かれた・使われるデータに向けて ~(国交省)

令和6年7月25日、国土交通省は「今後の国土数値情報の整備のあり方に関する検討会」の最終とりまとめを公表しました。この検討会は令和5年10月から令和6年7月にかけて行われ、議論の結果を基に、今後の国土数値情報の整備・提供に関する具体的な取り組みが示されました。

国土数値情報は、土地利用状況や災害リスク情報など、国土に関する基礎的なGISデータをオープンデータとして公開するもので、広く利用されています。今回のとりまとめでは、利用者のニーズ把握、ユーザー層の拡大、データの整備・提供に関する課題を解決し、データの開放性と利用価値をさらに高めるための施策が具体化されました。

まず、ニーズの把握に関しては、産学官のユーザーからの意見をラウンドテーブル形式で収集するほか、地方自治体へのアンケート調査やユーザーの要望・活用事例を投稿できるフォームを設置します。これにより、幅広いニーズを的確に捉え、サービスの向上を図ります。

次に、ユーザーの拡大を目指す取り組みとして、データサイエンティストなどの専門家が参加するデータ活用コンペを開催します。また、公式X(旧Twitter)アカウントを通じて、国土数値情報に関するトピックスや情報を発信し、商用利用不可データのオープンデータ化や活用事例集のページ設置などを進めます。これにより、多様な分野のユーザーがデータを活用しやすくなります。

データ整備・提供に関しては、データの整備や更新に関する判断基準を設定し、AIなどの先進技術を導入することで効率化を図ります。また、自治体における原典資料のGISデータ化ガイドラインを作成し、データへのアクセス性向上やダウンロードサイトの利便性改善を行います。これにより、データの質と利用環境が大幅に向上します。

最終とりまとめの詳細な資料は、国土交通省の公式ウェブサイトで公開されており、さらに具体的な取り組み内容やデータへのアクセス方法が記載されています。国土数値情報ダウンロードサイトや地理空間情報課の公式Xアカウントを通じて、最新の情報を随時確認することができます。

これらの取り組みにより、国土数値情報はより開かれた、そして利用されるデータへと進化し、今後の国土利用や防災対策に大きく貢献することが期待されます。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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