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2025年2月7日

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国立公園を巡る新たな楽しみ方!「国立公園乃印」キャンペーンで各地の自然と文化を体験しよう

国立公園の周遊を促進するキャンペーン 「国立公園乃印」開始のお知らせ(環境省)

環境省は、国内外の旅行者に向けて日本の国立公園をより多く巡ってもらうことを目的としたキャンペーン「国立公園乃印(こくりつこうえんのいん)」を期間限定で実施することを発表した。このキャンペーンでは、全国の国立公園に設置されているビジターセンターを訪れることで、専用の毛筆調の台紙に各公園の特徴を反映したオリジナルのスタンプを押すことができる。

日本には北海道から沖縄まで個性豊かな三十五の国立公園があり、訪れる人々は雄大な自然の景観を楽しむだけでなく、そこに生息する動植物を観察したり、長い歴史の中で育まれた伝統文化や地域特有の食文化を体験することもできる。国立公園内のビジターセンターでは、訪問者がそれぞれの公園の魅力を深く理解できるよう、展示や解説が工夫されており、自然環境の保全や持続可能な観光について学ぶ機会も提供されている。

今回のキャンペーンは、そうした国立公園の魅力を多くの人に知ってもらうとともに、国立公園間の周遊を促進することを目的としている。特に、2024年には訪日外国人旅行者が過去最多を記録したことから、都市部への観光客の集中を緩和し、地方の国立公園への誘客を強化するためにも、外国人旅行者にとっても興味を持ちやすい内容となっている。日本国内に住む人々に向けた国立公園の周遊促進ツールとしては、令和二年度よりスマートフォンのアプリを活用したデジタルスタンプラリー「日本の国立公園めぐりスタンプラリー」が提供されており、これに加えて新たにスタンプを集めるアナログの楽しみ方も提案する形となる。

本キャンペーンは、令和七年二月一日から令和九年三月三十一日までの実施を予定しており、全国約百五十か所のビジターセンターなどにおいて、各国立公園の名前や特徴をかたどったスタンプを設置することとなる。訪問者は専用の台紙を使ってスタンプを集め、旅の思い出として持ち帰ることができる。台紙には最大で三十六種類のスタンプを収集することが可能であり、それぞれの国立公園ごとの特色がデザインに反映されているため、訪れた証としても楽しめるものとなっている。キャンペーンの詳細については、環境省の公式サイトに情報が掲載されており、スタンプ設置施設の一覧や台紙の入手方法などが案内されている。

この取り組みを通じて、国立公園の持つ多様な魅力をより多くの人に知ってもらい、地域の観光振興にも貢献することが期待される。訪れた人々が各地の自然や文化に触れながら、自分だけのスタンプ帳を完成させていくことで、国立公園巡りの新たな楽しみ方が生まれるだろう。

⇒ 詳しくは環境省のWEBサイトへ