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2024年6月30日

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国際コンテナ戦略港湾競争力強化へ新制度、2件の事業を初採択

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国際コンテナ戦略港湾の競争力強化を加速 ~コンテナターミナルのゲートの高度化に対する補助事業を初採択~(国交省)

令和6年6月20日、国土交通省は国際コンテナ戦略港湾の競争力を強化するため、コンテナターミナルのゲート作業の迅速化・効率化を目指した新たな補助制度を創設しました。この制度は、コンテナ船の大型化に伴い増加するコンテナの搬出入作業を円滑に進めるためのもので、今回初めて2件の事業が採択されました。

コンテナ船の大型化により、トレーラーの来場時間が特定の日時に集中し、ゲート前での渋滞が発生する問題が浮上しています。さらに、トラックドライバーの労働力不足が深刻化していることも背景にあります。これらの課題を解決するため、国際コンテナ戦略港湾の競争力を強化するための施設整備に対して補助事業が行われます。この補助事業は、コンテナターミナルにおけるゲート作業を効率化するための設備導入を支援し、コンテナターミナルの運用を高度化します。

今回採択された事業は、横浜港と大阪港で実施される2つのプロジェクトです。横浜港では、本牧D5移転に伴い高度化ゲート新設事業が行われ、CMA CGM JAPAN株式会社と株式会社住友倉庫が事業者として選ばれました。このプロジェクトでは、OCRカメラの導入によりコンテナ外装チェックの効率化が図られます。事業期間は令和6年度から令和8年度までの予定です。

一方、大阪港では夢洲コンテナターミナルにおいてCTゲート高度化事業が採択されました。夢洲コンテナターミナル株式会社が事業者として、カメラやハンディ端末の導入によるコンテナ外装チェックの効率化を進めます。このプロジェクトの事業期間は令和6年度を予定しています。

これらの事業は、学識経験者等による審査を経て選定されました。国土交通省は、コンテナターミナルの運用効率を向上させ、国際コンテナ戦略港湾の競争力を強化することで、日本の物流インフラの発展に寄与することを目指しています。

今回の補助事業に関する詳細や募集要領については、国土交通省のホームページに掲載されていますので、関心のある方はぜひご確認ください。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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