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2025年4月30日

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地元企業60社を写真付きで紹介、子どもたちの未来に届く採用支援冊子が完成

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全60社掲載の『SEEDプロフェッショナル越前おおの』で見える地元の職と魅力

福井県大野市に拠点を置く大野商工会議所は、地域の未来を担う若者たちに地元企業の魅力を伝えるための取り組みとして、企業紹介冊子『SEED プロフェッショナル越前おおの』の2025年度版をこのたび発刊しました。この冊子は、市内で活躍する60社に及ぶ企業の技術力や製品力、サービスの特徴を紹介するとともに、働く人々のインタビューを通じて、地元で働くことの魅力ややりがいを伝える構成となっており、子どもたちが将来の職業選択を考える上での手引きとして活用されることを目的に作成されています。

今回発行された2025年度版では、建設業、製造業、小売業、サービス業、そして福祉や金融といった多様な業種の企業が登場し、それぞれの企業が地域社会とどのように関わり、どのような役割を果たしているのかがわかりやすく紹介されています。特に注目されるのは、各社ごとに掲載されている「仕事の流れ」の説明と、現場で働く社員へのインタビューです。実際の作業風景や社員の声が写真とともに掲載されており、読む者に臨場感と親近感を与える内容となっています。これは、大野市の子どもたちが将来の働く姿をよりリアルにイメージできるようにとの工夫であり、進路選択を考える生徒や保護者にとっても貴重な情報源です。

この冊子は単なるPRツールではなく、地域の教育と企業の未来をつなぐ「架け橋」のような存在として機能しています。地元にどのような仕事があるのかを知る機会が限られている中で、自分が生まれ育った町にも多彩な業種と高度な技術を持った企業が存在していることを知ることは、地域への誇りや帰属意識を育むきっかけになります。特に奥越地域の高等学校では、生徒の地元就職率向上を目指す取り組みが進められており、この冊子はそうした活動と連携する形で教育現場にも配布される予定です。

掲載企業の中には、全国規模で製品を供給している製造業や、福祉や医療の現場で地域に密着したサービスを展開する法人などがあり、それぞれが独自の強みを持っています。たとえば、伝統工芸を守りながら新たな技術開発に取り組んでいる織物業者や、精密機器の部品を製造し全国の産業を支えている金属加工企業など、大野市の産業の多様性を反映した構成になっています。特に近年は、SDGsや働き方改革、環境対応といった社会的課題に取り組む企業が増えており、冊子内でもそうした取り組みがわかるよう工夫が施されています。

企業の採用担当者にとっても、この冊子は極めて有効なリクルーティングツールになります。写真付きの社員インタビューや仕事の流れ紹介は、パンフレットや求人票だけでは伝えきれない職場の雰囲気や企業文化を伝えるのに役立ちます。特に地元出身の若年層にとっては、「あの会社で働く先輩がいる」という実感が将来的な応募意欲を高める要因となり、採用活動においても有益な手段となるでしょう。また、企業側にとっては地域社会への貢献姿勢を可視化することで、信頼性や好感度を高める効果も期待できます。

このような冊子が定期的に発行されることで、地域と企業、そして教育の三者がつながり、地元に根ざした雇用の創出と若者の定着を促す土壌が育まれていきます。将来的には、進学や一時的な転出を経験した若者が、再び地元に戻り働くというUターン就職の動きにもつながる可能性があり、地域経済の持続的な発展に寄与する基盤となることが期待されます。

⇒ 詳しくはSEED Professional 越前おおの 2025年版 – 大野商工会議所のWEBサイトへ

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