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2025年1月28日

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地域全体を巻き込む「道の駅」改革!第3ステージ応援パッケージで大規模支援開始

「道の駅」の「まちぐるみ」でのリニューアルを応援 ~第3ステージを目指す「道の駅」を重点的に支援~(国交省)

令和7年1月22日、国土交通省道路局企画課は、「道の駅」を活用した地域活性化を目的とするリニューアルプロジェクトを支援する新たな施策を発表しました。この施策は、「道の駅」第3ステージ応援パッケージとして位置付けられ、「まち」と「道の駅」が一体となって戦略的に取り組むプロジェクトを対象に重点支援を行うものです。これは、単なる施設改修を超えて、地域全体での価値創出を目指す取り組みを推進するための施策です。

この支援プログラムでは、地方自治体や「道の駅」の管理者が協力し、地域全体の活性化を図ることを求めています。具体的には、「まち」と「道の駅」が連携し、戦略的なコンセプトを共有しながら、機能やサービスの向上、施設の整備を実現する取り組みを重視します。その一環として、マーケティング手法を活用した経営戦略の立案や、顧客データの分析を通じて、地域全体の経済的な効果を最大化することを目指します。

応募するためには、地方自治体の首長と「道の駅」の駅長が連名で「道の駅」第3ステージ推進計画を提出する必要があります。この計画には、地域が目指すべき目標、「道の駅」の果たすべき役割、具体的な取り組み内容、そして実現のための連携体制が明確に記載されていなければなりません。また、計画提出に先立ち、令和7年2月5日までにエントリー意向を地方整備局等に登録することが必要です。最終的な推進計画の提出期限は、同年2月19日までとなっています。

選定されたプロジェクトには、柔軟な制度活用のノウハウ提供や重点的な予算配分が行われるほか、関係省庁や派遣アドバイザーとの連携を支援する体制が整えられています。さらに、行政と「道の駅」、地域住民が共同で議論を進め、具体的な行動計画を策定する場が設けられます。このプロセスを通じて、地域独自の魅力を最大限に活用し、全国的な競争力を持つ観光資源として「道の駅」を再構築することが狙いです。

この施策は、令和6年7月にまとめられた「道の駅」第3ステージの中間レビューを基にしたものであり、令和7年度から令和9年度までの3年間を想定して実施されます。この期間中、「道の駅」は地域経済の中核的な存在としての役割を果たしながら、住民や観光客にとってさらに魅力的な場へと変貌することを目指します。

「道の駅」は、単なる休憩所や物販施設ではなく、地域の歴史や文化、特産品を発信する重要な拠点です。このプロジェクトを通じて、地域経済の活性化のみならず、地域コミュニティの再生や観光振興にも寄与することが期待されています。

企業の採用担当者や自治体関係者にとっても、この取り組みは新たな地域連携やマーケティングの手法を学ぶ良い機会となるでしょう。さらに、このプログラムに参加することで、地域の課題解決に向けた具体的なノウハウを得ることができるため、多くの自治体や企業にとって価値のある取り組みとなるはずです。

このプロジェクトへの応募を検討している方は、締切に遅れないように詳細な計画を作成し、関係部署と連携を取りながら手続きを進めることが重要です。日本全国で展開されるこの「道の駅」リニューアルプロジェクトは、地域間競争の激化を踏まえた新たな挑戦であり、その成功が全国的なモデルケースとなる可能性を秘めています。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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