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2025年2月6日

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地域未来牽引企業の新事業創出を加速する「みらいPitch」第2回イベント、2月27日開催へ

地域未来牽引企業の新事業創出プロジェクト「みらい Pitch」において第 2 回目のピッチイベントを開催します(中小機構)

独立行政法人中小企業基盤整備機構は、関東経済産業局や中部経済産業局などと連携し、地域経済をけん引する企業の成長を支援するプロジェクト「みらいPitch」の第2回目のピッチイベントを開催する。開催日は2025年2月27日で、会場は愛知県名古屋市のナゴヤイノベーターズガレージ。オンライン参加も可能となっており、全国の中堅・中小企業、スタートアップ、自治体、産業支援機関、地域金融機関、大学、研究機関、ベンチャーキャピタル(VC)など幅広い関係者に向けたオープンなイベントとなる。

経済産業省では、地域の成長を担う企業を「地域未来牽引企業(未来企業)」として選定し、財政支援や税制措置などの多様な政策を通じて支援している。この取り組みの一環として誕生したのが「みらいPitch」だ。2024年9月に立ち上げられた本プロジェクトは、未来企業が地域の枠を超え、全国の優れた技術やサービスを持つ企業と共創し、新たな事業を生み出すことを目的としている。第1回目のイベントは2024年10月25日に開催され、7社の未来企業が登壇。全国から237件の提案が集まり、すでに商談が進んでいるケースもある。今回の第2回イベントでは、さらに四国経済産業局と九州経済産業局が新たに参画し、より広範囲な事業連携の機会が生まれることが期待されている。

イベントの主なプログラムには、先進事例のキーノートスピーチ、未来企業8社によるピッチ・ニーズ発信、支援施策の紹介、交流会などが予定されている。キーノートには朝日インテック株式会社の執行役員である大谷真二郎氏が登壇し、企業成長に関する先進事例を紹介する。また、未来企業8社が、自社の技術やサービス、協業ニーズについて発表する。参加企業には、デジタルテクノロジーを活用した完全自動曲げシステムを開発する株式会社吉野機械製作所(千葉県)、バイオマスプラスチックと廃棄物活用を推進する株式会社ムロコーポレーション(栃木県)、地域DX推進に取り組むジャスティン株式会社(愛媛県)など、多様な企業が名を連ねている。各社の発表後には、支援施策の紹介や、名刺交換を兼ねた交流会も予定されており、具体的な事業連携につなげるための機会が用意されている。

「みらいPitch」は、全国の中小企業が新事業創出に向けたパートナーを見つけるための重要な場となっている。本イベントの特徴は、特定の地域に限らず、全国規模での企業間連携を促進できる点にある。過去の実績からも分かるように、多くの企業がこの場を通じて具体的なビジネスマッチングを実現している。第1回イベントでは、未来企業7社に対し237件の提案が寄せられ、すでにいくつかの案件で商談が進んでいる。これにより、イベントが単なる情報交換の場ではなく、実際のビジネス機会を生み出す有力なプラットフォームであることが証明された。

また、イベントの継続的な開催とともに、「みらいPitch」のオンラインプラットフォームも活用されている。独立行政法人中小企業基盤整備機構と各経済産業局は、未来企業が自社の協業ニーズを常時発信できるWebページを「ジェグテック」上で運営しており、企業間のマッチングを促進する仕組みを構築している。このビジネスマッチングサイトには、国内外の中小企業、大手企業が多数登録しており、年間1万1,000件のマッチングが実施されている。これにより、ピッチイベントの開催時期以外でも、未来企業と協業パートナーとのつながりを維持・拡大できる仕組みが整っている。

イベントの参加申し込みは公式サイトから受け付けており、締め切りは2025年2月26日16時。企業の成長を加速させるパートナーシップを模索する企業や団体にとって、貴重な機会となるだろう。特に、新規事業開発や技術連携を目指す中堅・中小企業にとっては、有力な企業や機関と直接対話し、具体的なビジネスチャンスを得る場となる。

このように、「みらいPitch」は、未来企業が新たな事業機会を開拓するための場として、ますますその重要性を増している。今後も経済産業省や中小企業基盤整備機構は、企業間連携を支援し、地域経済の発展を後押しする方針だ。企業が成長し続けるためには、単独での努力だけでは限界がある。異業種・異分野の企業とつながることで新たな可能性が生まれ、革新的な事業が創出される。このようなビジョンを実現するためにも、「みらいPitch」の活用は今後ますます注目を集めることになるだろう。

⇒ 詳しくは中小機構のWEBサイトへ